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そーいえば、と思い出したようにシルクが言った
「Aさっきと髪の色違くないか?」
その言葉に視線がAの髪に集まる
「そーなの?きれいな黒髪だなって思ってたよ」
とモトキが言ってくれた
ひょいと髪を一束掴んでみんなに見せた
「私の髪は黒髪なんだけど、西日に当たると明るく見えるの、だからちょっと茶髪に見えたのかも」
と説明した
「へー、綺麗だな、最初はハーフなのかと思ったぜ」
とAの髪をなでながらシルクが言った
「ふふ、半分正解だよ、私のおばあちゃんはフランス人だったんだ〜」
「へーすごい!じゃぁ、フランス語話せるの?」
とンダホが聞くと
「おばあちゃんは私が小さいころに亡くなってしまったから無理かな〜でも高校生のときにアメリカの知り合いの家に住んでたから英語は得意だよ〜」
「おれもパキスタンとのハーフだけど親父は日本語堪能だからほとんど教えてもらうことはなかったな〜」
とマサイが親父のモノマネをしてみんなで笑った
みんなでしばらくおしゃべりをしているうちに21時を過ぎてしまった
「あっ私そろそろ帰ろうかな」
とAが立ち上がった。
「えーーっ、もう帰っちゃうの〜」
とビールで少し赤い顔をしたンダホが悲しそうに言った
「うん、今日は楽しかったよ、誘ってくれてありがとう」
と断ってからお酒代を払ってお別れした。
「「「「またなー」」」」
四人に見送ってもらって自分の部屋に帰る。
シーンとした部屋で少し寂しくなった
(少しずつ慣れないとな〜)
明日のことを考えながら、お風呂に入ってから就寝についた。
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作者名:みぃ | 作成日時:2017年12月20日 9時