【HQ!!】ねぇ、先輩。【黒尾鉄郎】-完- (ページ30)

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夜久「で、どういうつもりだ黒尾テメェ」

夜久がそう言い出したのは朝練終わり、

Aがいないときだった。

黒尾「何の話ですかね？」

夜久「しらばっくれてんじゃねぇぞ、朝何してやがった部室(ここ)で」

見られてたっつーのかよ。

しかもみんないる前で言うか？普通。

灰羽「すんません黒尾さん俺も夜久さんと一緒に見ちゃいました」

黒尾「趣味悪いぞお前ら」

夜久「テメェがこんなとこでキスしってからだろ！」

海「え、キスしてたの？」

孤爪「朝から盛んだね」

黒尾「それAにも言われた」

でも2人きりだとキスしたくなんじゃん。

俺だけ？

山本「俺も見たかったです」

孤爪「見ない方がいいと思うよ、トラは」

山本「えっ！？なんで！？」

孤爪「トラにはまだクロは早い」

山本「どんだけ濃厚なんすか！！！」

黒尾「頭ん中とろけるぜ？」

なんてお遊び半分で山本に言うと顔を真っ赤にした。

山本「な、なななんてことを！！！」

灰羽「まぁ確かに濃厚だったすね長かったし」

夜久「よくAもあんなに息続くよな」

黒尾「別に慣れればどうってことねぇよ深いのなんか」

海「Aも結構慣れてる感じなんだ」

黒尾「慣れてるんじゃね？上手かったし」

確かに今思うと上手かった。

頭ん中熱くて溶けちまうんじゃねぇかって思ったもんな。

なんて考えてたらまたAに触れたくなる。

割と俺重症。

孤爪「やるならもっと違うとこにしなよ」

黒尾「はい」

まじでごもっともだわ。

こんなとこで欲に溺れた俺がバカだった。

アイツらもAのキス顔見たってことだろ？

もっと独り占めできるところでだな、次は。

夜久「とりあえずそーゆーのは学校でやるな」

黒尾「ハイ」

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