【HQ!!】あかんって分かっとんのに、な。【宮侑】-完-

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その昼、華とお昼ご飯を食べとった。





＿＿＿ヴーヴー


ツム：Aさん！！





大西「ほら、宮くんからLINE来てんで」





華に指摘され、スマホを手に取る。





A：どないしたん


ツム：スタバで勉強せえへん？放課後！


A：別にええよ


ツム：約束やで！先帰らんでな！迎えに行く！


A：おもろいなお前、わかった待っとる


ツム：おおきに！





大西「表情筋緩んどるよ、A」



『えっ？！』



大西「やっぱAは宮くんのことが好きなんやろ」



『そう……かも、しれへん』



大西「うちは応援するで、宮兄弟ファンは知らへんけど笑」



『命狙われるんとちゃう？笑』



大西「死なんでね、A、笑」





清々しい昼やった。





大西「宮くんと恋愛とかしてみたいわぁ」



『片想いは無料やで』



大西「アンタは片想いちゃうやろ」



『これのどこがちゃうねん』



大西「これ以上は言わんで、うちからは」



『なんや！気になるじゃんか！』



大西「あとは本人と直接対決しぃや」



『やっぱそこら辺のファンと変わらんよなぁ、侑を好きやなんて』



大西「認知されとるだけマシや」



『侑はアイドルとはちゃうで？笑』



大西「いや稲荷崎のアイドルや笑」



『それは盛りすぎやろ笑』





心の底から笑えた気がした。





ほんで窓の外は雲一つない空やった。





＊

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