#7 ページ7
*
全面コートで始めて約9分。
第1Qが終わった。
笠松「くっそまだA来ねぇな」
黄瀬「でもさっき監督にアップしろって言われたとき部室行ってスマホ見たら、バスケ部のグルにあと30分はかからないって書いてあったっスよ」
森山「問題は来たところで監督が指示出しを許可するかだよな。」
小堀「確かにな。黄瀬も雨宮も全開で挑ませるなんてことはしなさそうだな。」
笠松「確かにな。」
そんなこんなで第2Qが始まった。
第2Qでは火神と黒子っちの連携プレーで若干圧倒される。
黒子っちがあんな顔をしてバスケをやるなんて…。
そうさせる火神に少し興味が湧いた。
俺も焦り、チームも少し追い詰められとき。
俺の手が黒子っちの頭に当たり、黒子っちが下がることになった。
黄瀬「ごめんっス黒子っち!!」
黒子「大丈夫です。頭は頑丈な方なの……で……」
「「「「「おい大丈夫か!」」」」」
そしてそこから誠凛の2年生の活躍があった。
___ビーーーー
第2Qの終わりを告げるブザービート。
笠松「誠凛思ったよりやりやがるな。」
森山「それな」
それと同時に、、、
『すみません遅れました!!』
薄ピンクのエナメルバッグを肩から掛け、
髪は風になびかれたように乱れ、
Aっちは現れた。
走ってきたんだろう。
制服も気崩れている。
監督「とりあえず準備をしてまた来い。」
『はい』
相田「雨宮Aの登場ね」
火神「主役は遅れて登場ってか〜?」
相田「もう1回気引き締めていくわよ!」
「「「「「おおす!!」」」」」
Aっちが登場しただけで誠凛の空気が張り詰めた。
・
第3Qが始まって、Aっちがジャージに着替えて帰ってきた。
そして監督は、あえて体育館中に響くような声で言った。
監督「お前は今日指示出しするな。選手のこと見て次からのメニューを考えておけ。」
『え?』
監督「何か言いたいことがあるのか?」
『い、いや。』
監督「じゃあ座って仕事をしろ。」
『はい。』
森山先輩が言っていたことが的中した。
そりゃ、Aっちが指示出ししたら切り札使い切るようなもんスからね。
相田「雨宮に声を出させるくらい暴れろおお!!!」
相田さんの力強い声と共に、選手の目付きが変わった。
*
259人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まみ(プロフ) - この続編が見たいです! (2020年10月25日 21時) (レス) id: 911d660f53 (このIDを非表示/違反報告)
mi…(プロフ) - 姫坂ひなのさん» わあああありがとうございます!!!今稲荷崎を書いているのでぜひ!! (2020年4月4日 22時) (レス) id: 4065260f63 (このIDを非表示/違反報告)
姫坂ひなの(プロフ) - キャアアアァ素敵な話でした…!新作のハイキュー!!のも楽しみにしてますね! (2020年4月4日 21時) (レス) id: 0879417deb (このIDを非表示/違反報告)
mi…(プロフ) - ちょこれーとさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!推しは赤司ですが、黄瀬と虹村さんも好きです!!!! (2020年4月4日 17時) (レス) id: 4065260f63 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと - すごく面白かったです!推しってやっぱ黄瀬君なんですか? (2020年4月4日 16時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:mi… | 作者ホームページ:I don't have.
作成日時:2019年12月27日 12時