未来

ーー ページ19

ーーそらちぃsideーー





マ｢...動画出てないと思ったらそんな事になってたんだな...｣

そ｢......｣


俺らじゃどうしようもなくって、Aの事を相談しにマホトさんの所にやってきた
この人だったら、Aの事を救えるかもしれない


そ｢俺、どうしたらいいかわかんなくて...｣

マ｢......｣

そ｢マホトさんだったらって思って...お願いします...｣



今の現状を一通り説明し、助けを求めると
マホトさんはただ一言


マ｢俺じゃAは救えないよ｣

そ｢えっ、｣

マ｢あいつを救えんのは、お前、ってかお前らだけだと俺は思うけどね｣

そ｢っ、それが出来てたらこんな事になってないんすよ...！｣

マ｢話聞いてて思ったんだけどさ、お前はAに何かしたの？｣

そ｢......｣

マ｢腫れ物に触るみたいに接してさ、自分から何か言うこともしねぇで。そんなんじゃ何も解決しねぇだろ｣

そ｢...でも、｣

マ｢辛い気持ちに寄り添うのも大事だろうけど、１回思うがままお前らの気持ちぶつけてみてもいいんじゃねえの？もしそれでも駄目だったら違う方法を考えてみりゃいい。それが出来んのは、｣

そ｢......｣

マ｢お前だと思うけどね、俺は｣


な、リーダーさんよ。
なんて言いながら俺の肩を叩くマホトさんの言葉に
ずっとモヤがかかっていた心がスッキリした感覚になった

確かに、今までの俺は現状に嘆いてるだけで、何も行動していなかった

それじゃ、伝えたいことも伝わんねぇよな


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