デート ページ26
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渡辺「いや、なんで？」
向井「やっほーしょっぴー！」
A「やっほー。」
今日はとても久々の一日オフ。
何をしようか考えている時に同じくオフの康二にドライブに誘われた。
誘われた時はホテルでの件もあり正直行くか迷った。
そんな時に翔太もオフということを思い出したのでお誘いしたのだ。
渡辺「康二と一緒とか聞いてないんだけど！」
向井「え！Aちゃん行ってなかったん？」
A「あ。」
渡辺「あ。じゃないよ。」
翔太には「アパートまで行くから。」と伝えていた。
私は免許は持っているが車は持っていない。
だからこの一言で運転手は別にいるんだな。と察してくれたと思っていた。
でも今考えたら車で行くとも言ってないな。
渡辺「まぁいいや。で、どこ行くの？」
A「康二、どこ行くの？」
向井「ん？内緒やで！」
行先は康二のみぞ知る。
車内ではSnow Manの曲が流れていて三人で歌いながら車は進んでいく。
A「結構遠くまで行くんだね。」
向井「おう！」
車は高速道路に乗り出した。
運転手の康二は楽しそうに返事をしてくれる。
ワクワクしながら外を眺めていると目的地が見えてきた。
A「え！もしかして？」
渡辺「まじ？」
向井「はい、降りるで〜！」
駐車場に停まり外に出る。
目の前には私がずっと行きたいと言っていた水族館。
A「うわ〜！」
渡辺「お、喜んでる。」
向井「Aちゃんずっと行きたい言ってたもんな。」
首をブンブン縦に振って肯定する。
デビューが決まってから行くことができなくなった水族館。
それが目の前にあるなんて夢みたい。
A「ね、ばれてない？」
向井「どうやろな〜？オーラ出てるでなぁ！俺が！」
渡辺「うははっ！自分で言う！？」
コロナ前は帽子とマスクをしてたら芸能人です！って言ってるみたいだったけどコロナ禍の今は何の違和感もない気がする。
一応二人につっこまれはしかなったので、この格好のまま走り出した。
向井「待って！危ないよ！」
渡辺「いや、子供かよ！」
冷静につっこんでいた翔太も中に入ってしまえば5歳児に変身。
二人とも声でばれそうなので、気を付けながらも全力で楽しんだ。
最後に康二と翔太に買ってもらったイルカのぬいぐるみを抱え車へと乗り込んだ。
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作者名：迷子のフクロウ | 作成日時：2022年12月17日 20時
