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その日の午後、辰哉くんは岩本さんから呼び出されてずっと不在。
デスクの上には資料も置いてあって、やり残した仕事があるんだろうけどどれを手伝っていいのかわからないし、私ができる内容のものもなさそう。
あと30分で定時だなー、クリスマスは何をしよう？なんてぼーっとしてたその時。
深澤「あーなんだかなー。嬉しいような嬉しくないような、複雑だわ。」
岩本「でも上からの命令だから。ごめんな。」
2人が少し暗い雰囲気で帰ってきた。
デスクについた辰哉くんは私を見るなり眉を下げて笑う。
大抵その顔をするときは言いにくい何かがあるときか、悩みがあるとき。
「・・・どうしたの？」
深澤「んー？んーん。何でもないよ。俺今日残業になったから先に帰ってて？暖かくして寝てね。」
今日は金曜日。
年末で仕事にも波があって、大詰めの人は何日も残業をしてるけど私のような戦力にならないような人間は定時ぴったりにあがれる。
辰哉くんはもちろん残業が多くて、世間はクリスマスだけど、そんなの関係なさそう。
「わかった。気をつけて帰ってきてね。」
ばいばい、そう告げてオフィスを後にした。
まだかなまだかなぁと待ってる間にソファで眠ってしまってたみたい。
「んー、・・・ん？」
多分昨日はソファで眠ってしまったはず、なのに気づいたらベッドにいて隣には辰哉くん。後ろからぎゅうってしてていつもの感じ。
少し横を向くと綺麗な寝顔がすぐ近くにあって辰哉くんの体温がすごく温かい。
しばらく見つめてるとまつ毛が少し揺れて
深澤「んー。おはよ、A」
向き合ってぎゅうってする時間が幸せ。
朝の頭が回ってないうちにぎゅうぎゅうしてお互いの体温を確かめ合って。
深澤「ずっと見てたの？起こしてよ、」
そう言われておでことおでこをくっつけて触れるだけのキスをした。
カーテンの隙間から入ってくる朝の光が眩しくて、隣には愛しい彼がいて。
長い睫毛がふさふさって揺れる感じとか
目が会うたびに微笑んでくれるところとか
辰哉くんが私の髪を撫でてくれるところとか
私って世界一幸せなんじゃないのかなって
「辰哉くんお腹減った」
深澤「まだごろごろしてたい」
「えぇ？ならあと5分だけ、、」
深澤「…ねぇ、いちゃいちゃしよ」
んーん、世界中できっと私たちが1番幸せだね。
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廉桜(プロフ) - 2度目の完結、おめでとうございます！2度目の完結にあたり、もう一度初めから読ませていただきましたが、やっぱり胸キュン&ほんわかな癒され作品でとても幸せになれました！凄く大変だったと思います、本当にお疲れ様でした！！ (2021年3月29日 2時) (
レス) id: 1a19d45977 (このIDを非表示/違反報告)
廉桜(プロフ) - 美桜さん» わわっ、本当ですね…。私は読み手なので何度も楽しませていただけて嬉しいですが、美桜さんは書き手側なので、一度作り上げたものを1から始めるのは辛いですよね…。私がスクショしておけば良かったですね（泣）大変だとは思いますが、頑張って下さい！！ (2021年2月14日 2時) (レス) id: 1a19d45977 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 廉桜さん» お話全部消えちゃいました(;_;)廉桜さんに最後まで読んでいただけてよかったです！2度と同じ話は書けないので、2度楽しめると思って是非もう1回読んでください＊ (2021年2月13日 20時) (レス) id: b889ac99cd (このIDを非表示/違反報告)
廉桜(プロフ) - 美桜さん» 完結、おめでとうございます。最後まで胸キュンな回でとても楽しく読ませていただきました！旦那も息子もオンナの心を掴むのが上手すぎて…笑将来あんな旦那を捕まえる事が出来たら幸せなんだろうなと思いながら読んでました！幸せになれる作品をありがとうございました (2021年1月31日 2時) (レス) id: 1a19d45977 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 廉桜さん» わかります！とってもほっこりします！土曜日で完結しますのでお暇な時にまた読みにきてください＊ (2021年1月28日 22時) (レス) id: b889ac99cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美桜
| 作成日時：2020年12月28日 21時
