１７人目【１】

癒し ページ36

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壱馬side





最近、有難いことに個人の仕事を沢山頂いている


多忙なのはいい事だけどちょっと疲れてきた今日この頃


そんな時、Aから連絡がきた





A今日遅い?
壱馬9時くらいかなー
Aご飯いる?いるなら壱馬くんの分も作っとく
壱馬いる!なるべく早く帰るな
A分かった!頑張ってね^^





Aの手作り食べんのなんていつぶりやろ


最近ずっと外食とかコンビニ弁当で済ませてたや


はあ〜〜〜〜〜〜〜〜頑張ろ





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仕事が終わった事をAに伝えてそそくさとその場を出た





「 ただいま〜 」





そう言うとちょこちょこと走りながら迎えに来てくれるA


疲労とA不足って事もあって我慢できずにその場で抱きしめた






『 おかえり、壱馬くん 』


「 ただいま、久しぶりやなあ 」


『 だねー、壱馬くん痩せた？ちゃんとご飯食べてる？』


「 …食べてるで 」


『 もう〜〜、嘘バレバレ！』





そう言って俺の手を引き、リビングまで連れてってくれる





『 まあそんな事だと思って、今日はガッツリ作っちゃった！』





そこに並べられてたのは一人ではとても食べきれなそうな程の料理の数


俺のために作ってくれたんかなあ


Aは歳下だけどそんな事感じさせないくらいメンバーの事を気にかけてくれている





「 ご馳走様。めちゃくちゃ美味かったで 」


『 ふふ、それはよかった！お風呂沸いてるよ！』





Aに早く癒してもらいたくて足早に風呂を後にした





『 はや(笑)』


「 Aに癒してもらいたくて 」


『 えー、恥ずかしいなあ(笑)』





そう言いながらも、抱きついてきた俺の事をちゃんと受け止めてくれる


Aは身長150cmと、俺とは20cmも差があるからサイズ感が丁度いい





『 壱馬くん髪伸びたね 』


「 せやな〜 」


『 切らないの？』


「 今んとこな 」


『 じゃああれやってほしい！』


「 あれ？」


『 ゴーオンの時のハーフアップ！』


「 ああ〜、懐かし(笑)」


『 あの壱馬くん好きなんだあ 』


「 今は？」


『 今も前もこれからもずーーーっとすき！』





たぶん俺もAがいなきゃ明日も明後日もその先も頑張れない


今日は一緒に寝よ、そんな我儘を言ってみるのもいいかもしれない

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