#3「救いの手」 ページ3
Aside
カルマがB組の教室まで私を迎えに来てくれた。
ただそれだけの事なのに、今の私にはそれがものすごく嬉しくて、なんだか救われたような気持ちになって…
業「次はどうする? 射撃? それともダーツ?」
『…射撃、かな。でもダーツもやりたいかも』
業「オッケ〜。じゃ、先に射撃でその後ダーツね」
気付けば私は…純粋に放課後デートを楽しんでいた。
業「いいの? 俺ん家に帰らなくて」
久しぶりに家以外の場所で思いっきり遊んだ帰り道。
カルマは突然、冗談なのか本気なのか…一概にはどちらとも言えない口調でそう聞いてきた。
『…赤羽家でお世話になるのは春休みの間だけって約束でしょ』
本当はまた1人になるのが少し怖い。
けど、カルマの家に届いた私の荷物は昨日全部アパートに移しちゃったし、だから帰りたくても帰れないっていうか…
それに、アパートはもう目と鼻の先。
大丈夫。
私はただ…元の生活に戻るだけ。
だから何も怖くなんかない。
一人きりの夜なんて、これまで数えきれないほど越えてきたんだ。
大丈夫、大丈夫。
私は強い。
そう、私は強いんだ___
業「Aっていっつも変なトコで強がるよね。俺ともっと一緒にいたいなら、素直にそう言えばいいのに」
カルマside
『…本っト、カルマって準備いいよね』
業「まぁね〜」
半ば呆れた様子のAを横目に、俺は制服のままベッドに寝転んだ。
業「ねぇ。Aもこっちに来てよ」
『…はいはい』
Aが小さくため息をついて、ベッドに腰かける。
業「…そうじゃなくて」
俺は体を起こしてAの腕を引き、そのままAを無理矢理ベッドに押し倒した。
『…い、いきなり何…』
業「Aは俺を泊めるのがそんなに嫌なの?」
『…別にそういうわけじゃ…』
業「なら、もっと嬉しそうにしてよ」
顔をぐっと近づけながら、Aの細い指に俺の指を絡めていく。
『…カルマ、顔…近い…///』
業「嫌…?」
_______________
※この続きは"R"よりお楽しみ下さい。
作品名:【赤羽業】赤髪くんの味方をしたら、E組に落とされた。R
Rの閲覧方法は"Q"の掲示板に記載がございますので、まずはそちらをご確認下さい。
業「じゃ、行こっか」
『…うん』
昨日は俺ん家、今日はAん家から…俺らはいつものように学校まで手を繋いで歩いた。
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みあ(プロフ) - キャッスさん» 返信が遅くなってすみません! 続きを待って下さっている方がいると知って大変驚いてます! 今リハビリも兼ねて新しく暗殺教室の夢小説を書いているのですが、それが終わったらまたこっちに戻って来ますので、その時はまた読みに来てもらえると嬉しいです! (2019年5月21日 22時) (レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
キャッス(プロフ) - 続きの話、待ってます (2019年5月16日 21時) (レス) id: 5b08fabd27 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - ざん、残暑バテ(*_*) (2018年9月8日 18時) (レス) id: 59f2380279 (このIDを非表示/違反報告)
ルラ - カルマも浅野君もめっちゃいい (2018年9月2日 19時) (レス) id: e6ca85b3e9 (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - なおさん/汐海*SHIOUMI*さん» 水着カルマくんが目の前にいたら勢いで執筆がかなりはかどりそうな気がしてならないね! もうこんなに暑いとなんも頭回らなくてなんにも進まなくて… とりあえず早く夏終わってくれ〜! (2018年8月26日 15時) (レス) id: 84281e05bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みあ | 作成日時:2018年5月20日 0時