ラスボス:67 ページ26
ーー
次の競技が騎馬戦となり、1000万Pの所為でチームが組めない緑谷も大変だが…
『(ヤバイヤバイヤバイヤバイ！！！！1-Aの皆はもう大体チーム組み終わっちゃってるし皆強そうだし！！このままだと僕が余る！！)』
先程の障害物競争で4位…つまり195Pという、狙われにくくも高めであるポイントを所持しているのにも関わらず、穂西は誰からも声をかけられず、そして本人も声をかけられないでいた
声をかけられないのには理由がある…
見た目の怖さもあるが、それなら同クラスのA組が気にするはずがない…
最も大きい要因は…
『(なんで神様は僕の腕というものを無くしてしまったんだぁぁあ！！)』
そう、穂西の特性でもあるその見た目…
頭の角に、大き過ぎる体格…肩から腕が存在しないその姿は…とてもじゃないが騎馬を組めるとは思えない
なんとか出来ないわけではないが、先程から声をかけようとする人達は話を聞いてくれそうになかった
もうここまで来れば贅沢など言っていられない、少しでも面識のある人ならば他クラスでも良いからと辺りを見渡してみれば……いた
『(いたぁぁぁあ！！！会った場面は、会った場面だけど…でもいた！！迷うな！！話しかけろ！！)』
ノシノシと早歩きをしながら、穂西はその人物に近づいて行く…
そして精一杯のコミュ力をフル稼働させて声をかけた
『そ、そこの！！あの、えっと…前に1-Aに宣戦布告に来た！！』
心操「…俺？…て、アンタ前に1-Aにいた……」
『な、なな何卒！！僕と組んでくださいませんかぁぁぁぁああああ！！！』
もう土下座でもなんでもします、なりふり構ってられないですといった勢いで、心操の言葉を遮ってお願いする穂西に、思わず心操はポカンとする
心操「え…アンタ、本当はそんな感じなの」
『え、うん…誤解されやすいだけ…』
『(だから今！！僕はあなたに誤解されないようすんごい必死に声出してるんです！！！お願いですから組んでください！！！)』
そんな穂西の心の声など知らずに、心操は少しの間考えるフリをしてまた穂西に向き直る
心操「ふーん……なぁ、アンタ…」
『え…な、何？』
声をかけられたから答えただけなのに、僕の事を心操君はあり得ないと言った顔で見ていた
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牙夢(プロフ) - 闇夜に生きる化物とメリオダスさん» コメントありがとうございます！！そう思って頂けると作者冥利に尽きますw (2017年9月17日 2時) (
レス) id: d76a1d7e1c (このIDを非表示/違反報告)
闇夜に生きる化物とメリオダス - この子癒しだわw (2017年9月17日 1時) (レス) id: 866b9f0c0d (このIDを非表示/違反報告)
牙夢(プロフ) - 闇夜に生きる化物とメリオダスさん» コメントありがとうございます！！可愛い…ですよ…！！w (2017年9月16日 11時) (レス) id: d76a1d7e1c (このIDを非表示/違反報告)
闇夜に生きる化物とメリオダス - 可愛い...だと.....!? (2017年9月16日 11時) (レス) id: 866b9f0c0d (このIDを非表示/違反報告)
牙夢(プロフ) - テリチキと麻婆豆腐は素晴らしい。さん» わざわざご指摘ありがとうございます！！修正しておきます！これからも頑張ります (2017年9月14日 12時) (レス) id: d76a1d7e1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：牙夢 | 作成日時：2017年9月9日 17時
