ラスボス:39 ページ42
ーー
目の前の敵と、それに捕らわれている上鳴を見てひたすら穂西は思考を回転させる
『(落ち着け…！今こうして見れば敵が有利にも見えるけど、相手だって人質を殺せばとうとう後には退けなくなる！！ていう事は、今まだ僕らが完全に動きを封じられているわけじゃない今なら…今なら、勝機がある…！！)』
『(なら、何が出来る？短いアクション…僕の個性を使うのなら言葉も短くしなきゃダメだ！そして決まれば、いや！！確実に決まって、上鳴君も助けられる方法！！…そんなの……)』
ゆっくりと、穂西も耳郎達を真似て手を挙げるような仕草をする、それで敵は少しだけ警戒を緩めたようだが…瞬間、穂西が指を鳴らせるように右手を構えれば目を見開いた
「お前！！動くな！！こいつがどうなってもいいっていうのか！？ああ！？」
『キャイキャイ騒ぐな…』
『(…これしか、ない)』
『お前如きが、どう足掻こうとも……お前の力など、我の前では…』
「動くなつってんだろうがぁ！！？」
『…
そうして穂西が指を鳴らした時…
敵は地に伏せていた
そして上鳴は穂西の少し後ろ、耳郎達の前辺りに座っていた…未だアホが抜けてはなかったが…
「…んなっ……！？」
起き上がろうにも何故か動かぬ自身の身体に、敵は困惑を隠せないでいた
否、穂西の後ろにいた耳郎達でさえ何が起きたか分からなかった
『僕の、個性の真骨頂…ボスの特権だよ……訓練とかで使う気は、一切なかったんだけど、ね…』
『ゲームで一回は、経験した事ない？』
『《強制負けイベント》』
『…あんまり、使い勝手が良いものなんかじゃないんだけれどね…
キャパを一気に消費し、更には色々と制限がある…
故に、これをクラスメイトに使う気などなかった
しかし、今目の前にいるのは敵…
ここを踏ん張れば捕まる、二度と会う事が無いであろう者ならば遠慮はいらない
『…
『……
『倒せるものなら倒してみろよ
その時丁度、広場で平和の象徴が…
穂西と似た台詞を、死柄木達に言っていた事を彼が知るのはまだ後々の話…
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精神的障害者 - 主人公が擬人化するとかどうですか！？(興奮気味) (2018年12月31日 19時) (
レス) id: 0c71642d46 (このIDを非表示/違反報告)
牙夢(プロフ) - 闇夜に生きる化物とメリオダスさん» 闇夜に生きる化け物とメリオダスさんコメントありがとうございます！！そう思ってもらえて嬉しいです(´∀｀) (2017年9月7日 19時) (レス) id: d76a1d7e1c (このIDを非表示/違反報告)
闇夜に生きる化物とメリオダス - なにこの大型小動物、可愛すぎかよ畜生( ´^¬^`) (2017年9月7日 16時) (レス) id: 866b9f0c0d (このIDを非表示/違反報告)
牙夢(プロフ) - 貴方とコンビニハミリーマートさん» またもやコメントありがとうございます！！いえいえ(^^)。そう思っていただけたならよかったです！！ (2017年9月7日 7時) (レス) id: d76a1d7e1c (このIDを非表示/違反報告)
貴方とコンビニハミリーマート - ティッシュありがとうございます。w24話も最高です！ (2017年9月7日 2時) (レス) id: 3620a04f0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：牙夢 | 作成日時：2017年9月3日 2時
