ご加護のつく少女は見習いです。【ブラック本丸】 (ページ44)

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卅肆.和睦です。ページ44

お久しぶりです！長らくお待たせいたしました、、

更新します！

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『…かわ、、い、いえ、当然の事をしたまでですっ。↑…』

Aの声を聞いて、後ろで静かに笑っているのは歌仙。

おーい、ばれてるぞい？畑当番1週間の刑にでもしようか？

『…んんっ、それに僕が主などおこがましい。見習いで結構ですよ。ひとまず、薬研くん達の元へ戻りましょうか。心配しているでしょうに。』

四振りに微笑んで手を差し出す。

四振りは恥ずかしがったり、元気よく返事をしたり、兄弟でも様々な反応を見せた。

『…あー！でも四振り同時に手は繋げませんねー。どうしましょうかー。ねぇ、歌仙さん。』

にこりと微笑みながら歌仙の方をみている。

先程笑っていたことの仕返しというわけだ。

歌仙「…はぁ。弱みを握るような真似は雅じゃないよ。だか、まぁ、はぐれてしまっては大変だ。僕が二振りと手を繋ぐよ。」

明らかに分かるようにため息をつき、呆れたように話す。

そして、Aが前田、厚と手を繋ぎ、歌仙が秋田、信濃と手を繋ぐ事になった。

『貞ちゃん。じゃなかった、太鼓鐘貞宗様。また後程、この蔵に参ります。その時はここのすべての刀を直せるようにします。あと、みっちゃんは任せてください。』

先程から悲しそうな表情をしていた太鼓鐘。

また、光忠のように離れていってしまうと不安になっているのだろう。

Aが心情を察したかのように話したため少しの間驚いた表情をしたが、すぐ安心した気持ちを笑みを浮かべて表した。

貞「アンタが裏切るような人間じゃないってことは知ってる。待ってるから、早く来てくるよな。」

太鼓鐘の言葉を受け取ってから、蔵から出て粟田口の部屋へと道を歩いていく。

兄弟が帰ってきて大泣きしながら包丁が抱きついてきた話はまた別の機会に＿＿＿＿＿＿＿＿＿