ご加護のつく少女は見習いです。【ブラック本丸】 (ページ31)

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廿弐.提案です。ページ31

『探す、といっても三名槍や、伊達組の部屋にはいらっしゃらないのですか？』

この本丸は何人かで別れて部屋を使っているため、その可能性もあるだろう。
そう思って部屋にいるみんなに質問をする。

宗「彼、大倶利伽羅に部屋はありませんよ。審神者が太刀の方々を贔屓している事は貴女も知っているでしょう。」

相変わらずのツンデレで話してくる。もう、これはツンデレなのかな？

『それは分かっていますが、それと彼の部屋が無いのはどういう関係が？』

何度も夜を(怖がりながら)過ごしてきたが誰かが外にいるというのは歌仙さんもほたるん達も知らないと言っていたため疑問が出る。

江「…元々、最初に顕現されていたのは鶴丸殿と燭台切殿でした。その後から大倶利伽羅殿が顕現したのですが…」

片手で祈りながら静かに伝えてくれる。

小夜「あの性格だからね。「馴れ合うつもりはない。」って言ってしまった。その態度が気に入らなかった審神者は部屋から追い出したんだ。太鼓鐘さんもうるさいって理由で追い出されてた。
…今は、どこにいるのか分からない。」

あまり表情は変わらないが残念そうにしているのは分かる。

　…オーケーゴーグル。それだけで怒る審神者とは。

　ﾃﾃﾝｯスミマセン、ヨクワカリマセン

　…というかぁ？刀について何も知らないということがとても不思議なのですけど、政府さーん？彼女には何を教えたのですか？？

蛍丸「三名槍は蜻蛉切さんしかいないんだ。…正確に言えば、今は、顕現されずにどこかにある。」

愛染「一回は顕現されたことはあるんだ。でも、役立たずとか、飲んだくれって怒って刀に戻してた。…こっちもどこにいるかは分からないな。」

歌仙「では、その蔵に探している刀以外もいるかもしれない。だが、そうなると居場所が特定できないな。」

どうしようかと悩むポーズをしている歌仙。

歌仙が考えているとAが唐突に話していた。

『あの、そういうことでしたら、蔵に行けば会えるのでは？正攻法では無いことをするかもしれませんけどただ当てもなく探すよりはましかと。』

ちょっと恥ずかしそうにしているA。

この話を聞いて全員が

「「(え、何をするんだろう/でしょう)」」
とおもっていたそうだ。