ご加護のつく少女は見習いです。【ブラック本丸】 (ページ17)

今日:6 hit、昨日:14 hit、合計:331,980 hit

拾壱.変化です。ページ17

しばらくすると、泣き疲れたのか蛍丸は眠っていた。

蛍丸を布団に寝かせたあと、奥で眠っている愛染の元へよる。

『…本当はほたるんが起きてるときが良いんだけど、まぁ、今回は仕方ないよね。』

そう言い、Aは愛染の刀を持つ。

ポンポンと手入れを進めていくとまばゆい光とと共に傷や刃こぼれが直っていく。

しばらくすると光は収まり、傷は全て無くなっていた。

『…＿＿……＿＿＿＿＿＿』

歌仙「(…？いま、何か言っていた？)」

『さぁ、手入れは終わりました。帰りましょうか。』

そう言い、歌仙に手を差し出す。

そう言えば、手を差し出して一回も握ってもらったことない。

あぁ、歌仙さんはツンデレだからか↞

歌仙からの反応が無いため手を戻そうかと考えていると、何かに手を包み込まれた。

驚きながら包まれた手を見る。

な、何と歌仙さんが手を握り返してくれていたのである！デレた！

宗さんとは違うツンデレのあの歌仙さんが！ちょっと顔赤くね？見間違い？
かーわーいーいー。

歌仙「…ほ、他の刀剣に、見つかる…かもしれない。早めに、帰ろう。。」

まだ、少し声が震えているが頑張って話そうとしている。

今まで、Aから話しかけなければほとんど話さなかった歌仙が頬をほんのり赤くしながら話しているため、Aは内心とても興奮しているが出来るだけ表に出しすぎないように唇を噛んでいる。

『そ、そそそそうですね！い、いい行きましょう。』

心の内を表に出しすぎないように努力した結果、出た言葉。

いや、テンパり過ぎだろ。