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兄様です。 ページ13
見習いが去ったあと。
宗「あの方は、何なんでしょうね。」
静かな部屋に響く声。
その声は、疑うような、嫌みを含むような声だった。
その声に応じるように、凛とした声が聞こえる。
江「…わかりません。ただ、主とは違う方だということは分かりましたがね。」
小「ねぇ、兄様。僕…あの人は信じていいと思う」
突然言われた言葉に驚く兄二振り。
兄弟の中で一番酷いことをされてきた弟が人を信じると言ったのだ。
江「そう…ですね。しかし、何をしてくるか分からないので様子をみましょう。」
驚きながらも、その言葉をしっかり受け止めるが、まだ信じることのできないためそう呼び掛ける。
次会うときは、仲間か、裏切りか。それはAの行動次第となった。
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作者名：ぽぽむぽむ | 作成日時：2019年7月20日 7時
