【鬼滅】鬼狩少女は今世こそ人生を謳歌したい【MHA】 (ページ8)

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０７：説明ページ8

試験の説明はプレゼント・マイクという先生がするらしい。

彼は、この後１０分間の模擬市街地演習をすると言っていた。
持ち込みは自由と言っていたので私達は日輪刀を持ち込む予定だ。
仮想敵って切れるのかな。行動不能にするってことは別に切っても問題ないよね。…でも周囲の生徒には気をつけなきゃ。

途中で真面目そうなメガネ君が質問していたが、どうも倒しても点にならない敵もいるらしい。
ついでにボソボソ喋ってうるさいと注意されちゃった黒髪君が萎縮しちゃったのはちょっと可哀想だった。でも耳の良い善逸的にはありがたいだろうな。

…話はこれくらいだろう。あとは最後まで戦うだけだ。

「俺達、会場別々なんだな。皆頑張ろう！」

「嘘嘘嘘ぉおおおお！？！？俺達バラバラなの！？」

「善逸！ファイト！」

「Aちゃんが可愛いからいいや…でもやっぱり怖い！！」

「おう！！燃え滾ってくるぜ！！」

「伊之助、他の生徒の妨害は禁止だからな！もし妨害したらお祝いのご飯の天ぷらは無しって言っとくからな！」

「炭治郎、ママみたい…」

「炭治郎は母性あるけど俺はAちゃんに励ましてもらいたいよぉおおお！！」

「しょうがないなぁ……ほら、よしよーし」

「Aちゃあああん！」

しょうがないのでそっと抱き締めて頭を撫でた。
子供が出来たらこんな感じなんだろうな。

「A！そ、そういうのは…」

「炭治郎どうしたの？」

「いや…あ、もう時間だ！じゃあ皆あとでな！」

「うん！じゃあねー！」

炭治郎も善逸も顔真っ赤だったな。伊之助は被り物してるからわかんないけど…。
……ていうか伊之助さっき上脱いでなかった？このクソ寒い会場で？嘘でしょ？いや、でも前世的には違和感ないから…いやでも今は現代だし…。

とか言いつつ私も袴なので物凄く注目されてる。顔を隠す為にお面をしてるのも原因だろうな。
…あまり着る機会はないが、やっぱり袴は落ち着く。でもこの場に合っていない服装なせいで悪い意味で目立ってしまい、皆が陰でコソコソと何か言っている。

「なにあれ着物？」
「わざわざ動きにくい服を着るとか…」
「てかそこにいるのって校門で転けそうになった奴じゃん」
「注意されて萎縮しちゃった奴」
「少なくとも二人はライバル減ったんじゃね？」

こんな奴らがヒーロー志望なのか…。なんだかちょっとモヤモヤする。

「おい君！そんな服装で出るつもりか？」

…この子、さっきの真面目メガネ君だ。