【鬼滅】鬼狩少女は今世こそ人生を謳歌したい【MHA】 (ページ7)

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０６：試験当日ページ7

あの後は色々あった。

雄英高校に行くと言ったら反対派の人がかなりいた。
それもそうだ。敵連合に鬼がいるとわかった今、わざわざ敵と対峙する機会が多いであろうプロヒーローを育成する学校のトップに行くなんて許してくれるわけがない。

でも私達が本気だということが伝わって最後には皆理解してくれた。

煉獄さんは何かあったらすぐに連絡する事を条件に応援してくれた。
冨岡さんは地味にショック受けてたし、不死川さんは「テメェ雄英に行くのは勝手だが数学の補修を受けてから行きやがれ！！」って言ってきた。怖い。
伊黒さんは最後の最後までネチネチと小言を言ってきたが、甘露寺さんが「四人とも本気なのね！キュンキュンしちゃうわ！」と言ったら一瞬で黙った。

同じクラスだった玄弥君も本当なら一緒に来るはずだったけど呼吸が使えないということでそのまま残ることになったらしい。
私的感情…というか前世で色々と寂しい別れ方をしたので今世では彼とずっと仲良しでいたいという一心で「私、頑張るから！寂しいから毎日LINEするからね！」と言ったら彼は困ったように微笑んで「あんまり無理すんなよ」と言った。

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そして月日は流れて受験当日＿

「皆、ついに本番だ。気を引き締めていくぞ！」

「うん、行こうか！…あ、煉獄さんにいってきますってメールしなきゃ」

「え、待ってなんで今煉獄先生にメールしてるの？え、なんで？」

「なんか縁起良さそうだし！」

「もう意味わかんない！なんなの君ら！」

煉獄さんには昔からお世話になっている。
だから煉獄さんの期待に応えられるように頑張ろう。

【雄英高等学校入学試験会場】

「どこに行けって書いてあんだ！」

「あっちで試験受けようね～ってプリントに書いてるよ！」

「よし、頑張ろうな！皆！」

「なんだろう。受験生とは思えないほのぼのさ。俺怖いよ」

私達がそわそわしながら立っていると後ろからイラついた低い声が聞こえてきた。

「おい、そこどけモブ共」

…なんか怖そうな人だ。
道は広いんだからそっちが避けたらいいのに。

「あ、すみません！ほら伊之助もAも善逸も避けて！」

「え～炭治郎優し過ぎない？あっちが避けりゃいいじゃん」

「あぁ？」

「うわ、不死川先生タイプだ」

「こら善逸！すみませんすみません！」

…言いたい事は色々あるが、受験って事で彼も殺気立ってるんだろう。
しょうがない。私達も早く会場に入ろう。