【鬼滅】鬼狩少女は今世こそ人生を謳歌したい【MHA】 (ページ5)

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０４：呼び出しページ5

「…って事が昨日あったんだよね」

「Aちゃんって物凄いサラッとやばい事言うよね！？え！？死にかけてたの！？」

「今の世の中刀なんて使ったら普通に法律違反だしさ、無個性って生きにくいよね…」

「確かにそうだな…」

「敵だかなんだか知らねぇけど俺なら一発で倒してたぜ！！」

「炭治郎～、ツッコミを俺だけに任せないでくれ～」

今日は昨日のことをいち早く皆に伝えたかったからいつもより早く学校へ来たのだ。偉い。きっと兄がいたら褒めてくれてた。

ちなみにあの後煉獄さんにメールしたら秒で電話がかかってきた。心配をかけて申し訳ない。

私達が談笑していると、ピーンポーンパーンポーン…と聞き慣れた放送の音がスピーカーから流れた。

「あれ、放送だ」

「何だろう…。善逸、ついになんかやっちゃった？」

「何もやってないけど！？」

「二人共静かに！聞こえないだろ！」

炭治郎に叱られて私と善逸はしゅんと落ち込み静かになった。
炭治郎に怒られるのは怖いからしょうがない。

『＿中等部三年、竈門炭治郎。我妻善逸。嘴平伊之助。十朱Aは至急学園長室までお越しください。もう一度繰り返します。中等部三年＿』

「ねぇ炭治郎、今から切腹するのと飛び降りるのだったらどっちがいいかな」

「早まるな善逸！！」

「ね、ねぇ玄弥君…一緒に来てくれない？」

「A！玄弥を道連れにするな！」

しかし困った。
お館様(学園長)の呼び出し故に行かない訳にはいかないがやはり怖いものは怖い。
…逃げようにも絶対に逃げられないので私は炭治郎と伊之助に隠れるような形で廊下を歩く。

「ほら着いたぞ！」

「え、死にそうなんだけど」

「わかる…」

「どうして善逸とAはそう悪い方に考えるんだ！お館様が呼び出すって事はとても大切なことなんだろう！」

「…確かに。怖い事は大抵不死川先生と冨岡先生が専門だし…」

「おい、なんでもいいから早く行くぞ！！猪突猛…」

「それはダメ！」

炭治郎が深呼吸をし、規則正しく三回ノックすると中から前世の頃から変わらないあの優しい声が聞こえてきた。