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テ〇リスでリンチにあった翌日のこと。
連合に属しているとはいえ、私はまだ何の犯罪も犯していなければ、ヴィランとして人前に立ったこともない。
籍だけそこにある、幽霊部員みたいなものだ。
つまり、属しましたハイ世界変わりましたね〜！とはいかず、絶賛社畜中である。
「天願さん、これお願いします」
「はい、あ、ネクタイ曲がってますよ」
「えっ、あ、本当だ、ありがとうございます」
荼毘くんに出会ったことで、私の世界は色を取り戻した。
この会社も、もう今月でやめるのだが、無事に退職金を貰えれば荼毘くんとあんなことやこんなこと……んふふっ…
そんな妄想をしながら精を出して働く。
「天願さん、なんか急に明るくなったよな」
「な、今もなんか楽しそうだし…割と可愛いかも…」
ヒソヒソと話しているが、丸聞こえだった。
「ありがとうございます〜この書類終わったので確認お願いしますね」
「あっはい！」
私は可愛いのか。
でも荼毘くんの好みではない、と……。
好みの女の子だったらあんな頻度で燃やそうとしないもんね、うん…。
まぁいいか、今日も仕事定時で終わらせて荼毘くんに会いに行かなきゃな、あの目がないと私今度こそ生きていけないもんな…
よそ事を考えながら仕事をしていたその時。
ジリリリリリリッと、けたたましい音が鳴り響く。
火災警報器だ。
「なに？！」「火事？！」「必要なもんさっさとまとめて逃げるぞ！」
そこら中から上がる声は様々だが、要するに逃げろ！ということだ。
そこでようやく、火事に巻き込まれていると認識した。
火事？！いや待て落ち着け私！！
急いでカバンとノートＰＣを持ち、下へ走る。
煙が視認できていないのであれば、この辺りにはまだ火はないのだろう。
階段を必死に駆け下りていると、すっと階段を登る人とすれ違って、私は思わず足を止めた。
おいちょっとまってくれ。
「あァ、いたいた」
この火事お前の仕業かよ！！！！！
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m(プロフ) - コメント失礼します。どちらのエンドも作ってくださるとは本当に有難いです。これから、更新再開にワクワクした気持ちで待つのが楽しみです。これからも心より応援しております。この作品を作ってくださり、読者のことを考えてくださり、本当にありがとうございます。 (2023年2月10日 21時) (
レス) @page36 id: 0d9b393e0f (このIDを非表示/違反報告)
どこぞのオタク - ぅぴゃぁ 尊い (2023年1月22日 17時) (レス) @page25 id: 625a6655ea (このIDを非表示/違反報告)
モブZ(プロフ) - 話の内容や主人公の性格性とか荼毘の言動とかめっちゃ好きです！更新頑張って下さい！ (2023年1月22日 2時) (レス) @page24 id: 4e3074e3cf (このIDを非表示/違反報告)
燈 - 社畜に年末年始など無いのです。更新遅くてすみません、気長に待って楽しんでいただけたら幸いです。コメントありがとうございます。励みになります。 (2022年12月28日 14時) (レス) id: 9e19da6f1a (このIDを非表示/違反報告)
かもめさ - 最高すぎます…！！！もう好きでしかないです。更新を楽しみにしています！！！ (2022年12月21日 11時) (レス) id: 41ebbd34c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燈 | 作成日時：2022年12月7日 11時
