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最初の親はトガちゃんだった。
「じゃあ私から！！」
｢【君は 天使 僕は 女神 変かな？ 味噌汁 愛してる】結婚してくれ！！」
「味噌汁？」
「どこから出てきたんだよ味噌汁」
「僕のために味噌汁を作ってくれ！みたいなプロポーズなかったっけ？」
「知らん」
弔くんも荼毘くんも、それぞれに発表する。
みんな段々とノって来たのだろう、どんどん大喜利大会が加速して面白いゲームだった。
荼毘くんを速攻で勝たせてしまったら荼毘くんにプロポーズしてもらえる回数が減ってしまうから気をつけよう。
なんて思っていた数分前の自分を殴りたい。
荼毘くんに「結婚してくれ」と言われてノーと言えるわけもなかった私は、見事に勝利も荼毘くんに捧げてしまった。
誰だよ勝ちにくそうとか思ったやつ。
「Aちゃん荼毘くんに対して弱すぎませんか」
「対荼毘くんの時だけイエスマンなの……」
「つまらん」
「変態もたまには役に立つじゃねぇか」
「あれそれ褒めてる…？」
それぞれの理由で少しムスッとした顔になるトガちゃんと弔くん。
私の声をサラッと流した荼毘くんは
「じゃあリーダー、俺はやる事があるから後は全部こいつに言ってくれ」と後ろ手に私を指差した。
ゲームが思った以上にサクッと終わった事で多少なり機嫌が良かったのか、荼毘くんが出ていく時、すれ違いざまに私の頭をポンッと優しく撫でた。
「＿＿＿＿＿＿＿。」
普段雑に扱われ続けている私に耐性などある訳もなく、思わずカァッと顔が赤く染まる。
この歳になってたったこれだけで赤くなるとか……顔を見られるのも恥ずかしくて俯いた。
「じゃーな」
「うん、またね」
顔を見ることも出来ず、言葉だけを返したが、荼毘くんは気にしなかったのか、そのまま出ていってしまった。
「Aちゃん、顔真っ赤ですね」
「頭からお水浴びたい……」
「恋する乙女って感じでかぁいいですよ♡」
「勘弁して……」
約10年ぶりの感覚と、引くことの無い顔の熱に私は机に顔を突っ伏せた。
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m(プロフ) - コメント失礼します。どちらのエンドも作ってくださるとは本当に有難いです。これから、更新再開にワクワクした気持ちで待つのが楽しみです。これからも心より応援しております。この作品を作ってくださり、読者のことを考えてくださり、本当にありがとうございます。 (2023年2月10日 21時) (
レス) @page36 id: 0d9b393e0f (このIDを非表示/違反報告)
どこぞのオタク - ぅぴゃぁ 尊い (2023年1月22日 17時) (レス) @page25 id: 625a6655ea (このIDを非表示/違反報告)
モブZ(プロフ) - 話の内容や主人公の性格性とか荼毘の言動とかめっちゃ好きです！更新頑張って下さい！ (2023年1月22日 2時) (レス) @page24 id: 4e3074e3cf (このIDを非表示/違反報告)
燈 - 社畜に年末年始など無いのです。更新遅くてすみません、気長に待って楽しんでいただけたら幸いです。コメントありがとうございます。励みになります。 (2022年12月28日 14時) (レス) id: 9e19da6f1a (このIDを非表示/違反報告)
かもめさ - 最高すぎます…！！！もう好きでしかないです。更新を楽しみにしています！！！ (2022年12月21日 11時) (レス) id: 41ebbd34c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燈 | 作成日時：2022年12月7日 11時
