轟くん、その７３ ページ34
「お邪魔しましたー」
「ああ」
靴を履いて外へ出ると、轟くんは「送る」と言ってついてきてくれた。
優しい。
「何かさ、轟くんに教えてもらうと俄然やる気出てくるんだよね」
「なら良かった」
「多分これからもどうぞよろしくお願いします、轟先生」
はは、と笑うと、轟くんはふっと真面目な顔をして立ち止まった。
そして「ん」と手を出す。
「え？」
「手」
「うん？」
意味を理解しようと頑張っていると、待ちくたびれたのか轟くんは私の手を握ってきた。
ああいや、恋人繋ぎじゃないよ、そこは勘違いしないでね！！
でも、それでも照れるもんは照れるので。
「ええ、え、とっ、轟くん？」
テンパってます。多分顔赤いし恥ずかしいし何これ？
「……耳郎が、こうしてみろって……言ってたんだが」
「きょっ、響香ちゃんがっ！？」
あああ、あの子は轟くんに何を吹き込んだんだ……！
いや、それにしてもやっぱり照れる、照れる照れるうわあああああ。
「顔赤くなっ」
「っ、あ、も、もう、行こ！早く行こう！」
何、ホント何これ！？いや嬉しいよ、嬉しいんだけど、緊張と羞恥心でガチガチなんだよもう！！
おのれ響香ちゃん、後で覚悟しとけよ……！！
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長月始(プロフ) - わかりました (2017年9月2日 15時) (
レス) id: 14d941bd84 (このIDを非表示/違反報告)
ぱしゃん - 長月始さん» それでも出来ないようなら、お手数ですが、一番下の作者名のところから入ってください。すみません。 (2017年9月2日 15時) (レス) id: 4636ddc446 (このIDを非表示/違反報告)
ぱしゃん - 長月始さん» 時間を置いてからじゃないとダメみたいですね…。ぜひ時間を置いてから、3もよろしくお願いします！ (2017年9月2日 15時) (レス) id: 4636ddc446 (このIDを非表示/違反報告)
長月始(プロフ) - この小説の続きを見るを押したんですけど、続きにいかずに2に戻ってしまいました。 (2017年9月1日 21時) (レス) id: 14d941bd84 (このIDを非表示/違反報告)
ぱしゃん - 詢麻さん» ぎゃああああホントですかありがとうございますうううう禿げて倒れます(?)ありがとうございます。 (2017年8月30日 20時) (レス) id: 4636ddc446 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱしゃん | 作成日時：2017年8月11日 11時
