轟くん、その５７ ページ18
三人(主に響香ちゃん)に行け行けと言われ、轟くんを探しに行くはめになった。
嫌ではないんだけどさ。
なんか轟くん、いつもよりピリピリしてる気がするし、迷惑じゃないかな。
そんな事を思いつつ、外をぐるっと回っていると、轟くんとばったり会った。
「あ、轟くん」
「……A」
やっぱりなんか雰囲気違う。張り詰めてるっていう感じ。
「どうしたんだ、頭」
「あはは、少しね」
「……そうか」
「轟くんこそ、なんかあった？」
遠慮の無い私の質問に、轟くんは一瞬ピクッとなってまたすぐにいつものようになる。
あー絶対なんかあったな、そういう顔してるもん。
「……いや」
「嘘吐かなくていいんだよ、バレバレだから」
ケタケタと笑う私を一瞥して、轟くんはずいっと近付いて来た。
あれ、なんか地雷踏んだかな、顔が怖いよ轟くん怖い怖いってばあああああ。
「……お？」
少し身構えてたら、ふいに頭に手を置かれた。
なんだよ、ビビったじゃないか。
頭の上にクエスチョンマークを浮かべているであろう私をよそに、轟くんはいつかのように髪をぐしゃぐしゃと掻き回す。
包帯が崩れない程度にするところに優しさを感じる。
「轟くん？」
「いろいろ考え事してたけど、お前の顔見たらどうでもよくなった」
「あはは、何だそりゃ。私の笑顔はタダだよ、いくらでもあげるよー」
いつものように冗談を言うと、轟くんもふっと笑った。
笑うともっとイケメンになるよねこの人。
「それじゃ、」
「うん」
轟くんが手を止めて、口を開いた。
その次の言葉に私は固まった。
「また、見に来る」
そう言って去って行く。
「…………うおおおおおおおお」
やだもうイケメンはこれだから、これだから！！
「……照れるわこんなん」
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長月始(プロフ) - わかりました (2017年9月2日 15時) (
レス) id: 14d941bd84 (このIDを非表示/違反報告)
ぱしゃん - 長月始さん» それでも出来ないようなら、お手数ですが、一番下の作者名のところから入ってください。すみません。 (2017年9月2日 15時) (レス) id: 4636ddc446 (このIDを非表示/違反報告)
ぱしゃん - 長月始さん» 時間を置いてからじゃないとダメみたいですね…。ぜひ時間を置いてから、3もよろしくお願いします！ (2017年9月2日 15時) (レス) id: 4636ddc446 (このIDを非表示/違反報告)
長月始(プロフ) - この小説の続きを見るを押したんですけど、続きにいかずに2に戻ってしまいました。 (2017年9月1日 21時) (レス) id: 14d941bd84 (このIDを非表示/違反報告)
ぱしゃん - 詢麻さん» ぎゃああああホントですかありがとうございますうううう禿げて倒れます(?)ありがとうございます。 (2017年8月30日 20時) (レス) id: 4636ddc446 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱしゃん | 作成日時：2017年8月11日 11時
