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走って自室に向かい、部屋から薬と冷えピタを
乱雑に取って部屋を出ようとして思い出した。
『 あ、そういえば、ゼリー！ 』
数日前に買っておいたフルーツのゼリー。
ついこの間、冷蔵庫に入れたのを思い出して
慌てて手に取り、もう一度爆豪くんの部屋に走った。
『 っ爆豪くん、おまたせ！薬飲む前にこれ食べて！ 』
ゼリーをスプーンで掬い
そのまま爆豪くんの口元に持っていくと
彼はムッとした表情で私を睨みつけた。
『 なに？もしかして、ゼリー苦手だった？ 』
爆「 ちげェわ 」
爆「 貸せ、ガキじゃねェんだから自分で食える 」
『 そういうこと？いいから、口開けて！ 』
爆「 いいっつってんだろ 」
『 だ〜め！はやく！ 』
爆「 チッ 」
絶対もっと暴れると思ってたのに
それほどだるかったのか抵抗しなかった。
『 これ私のお気に入りなんだ〜 』
爆「 てめェはいちご入ってりゃなんでもいいのかよ 」
『 え〜好きなものってそういうもんでしょ？ 』
爆「 はっ、そーかよ 」
その後も黙々と食べ上げて、
爆豪くんはすぐに反対を向いて横になった。
爆「 おい 」
『 ん？ 』
爆「 アホ共に言ったら殺す 」
布団に隠れきれていない耳が
真っ赤になっているのに気づいた。
熱のせいだと思ったけど、彼のくぐもった声に
恥ずかしさを感じ取って、ついからかいたくなった。
『 ”あ〜ん”したこと？言っちゃおうかな〜 』
爆「 ッ！てめェ、ざけんなよ！ 」
『 も〜言わないからじっとしてて！冷えピタ貼るね 』
弱ってるときは案外可愛いんだなぁなんて思いながら
おでこに冷えピタを貼るために
横になっている爆豪くんに近づいた。
『 どうせ１日中ずっと我慢してたんでしょ？ 』
爆「 個性で慣れてっから気づかなかっただけだわ 」
『 私が倒れた時”てめェで管理しろや！！”って怒ってたのに〜 』
爆「 いちいち覚えてんなよ、んなこと 」
『 覚えてるよ、あの時部屋に来てくれて嬉しかったもん 』
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pi(プロフ) - あかりさん» あかりさんコメントありがとうございます！更新楽しみにしていただけてるなんて嬉しすぎます（ ; ; ）変わらず楽しんでいただけるように頑張ります！ (2023年2月14日 20時) (
レス) id: 5ffb248159 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - 可愛くて更新ずっと待ってしまいます！！次の更新も楽しみにしてます！ (2023年2月14日 16時) (レス) @page19 id: 54862b6f0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pi | 作成日時：2023年1月27日 0時
