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ホークスside
『 小さい時にいた施設はみんな強い個性の子ばかりでした。毎日特訓や個性の在り方について話を聞かされました。噂では複雑な家庭環境の中育てられたか、捨てられたか、そんな子供の集まりだと言われてたみたいです 』
『 私は母と父が何をしていたのか知りません。それどころか、顔や声も、好きな食べ物も、どんな人だったかも、何もわかりません 』
『 たとえ、これから知ることになるかもしれない過去が暗く冷たいものだったとしても、それでもこの個性は今、私の中にある。私のものなんです。だったら、この力は困っている誰かの為に使いたい 』
彼女の強い眼差しと紡いだ言葉の中に
まだ小さかった時の俺が重なった。
“俺もこの人みたく 悪い奴をやっつけるヒーローになれますか”
“俺を救ってくれたみたく みんなを明るく照らせますか”
元々、Aちゃんの存在を知ったのは公安からだ。
俺の個性によく似た子がいるから
後輩指導してほしいと頼まれた。
ホ「 いくら会長の頼みでも、後輩育成は俺に合わないんすよね〜！申し訳ないですけど、すでにツクヨミくんも来てくれてるし 」
会「 敵の脅威にさらされて、ヒーローを諦めるなんてもったいない程の力よ。ホークス、貴方ならわかるでしょ。なんでもいいわ、あの子の為に力を貸してあげて 」
なのに、どうだ。
目の前の彼女からは一瞬の揺らぎも感じなかった。
『 あと、ホークス！私聞きたい事があって 』
ホ「 ん？なァに？ 」
『 その、ヒーローコスチュームって自分で考えたんですか？ 』
ホ「 え？あ〜まァ、だいたいはね！あとはサポート会社の人が上手くやってくれたから！ 」
『 そうなんですね、私のコスやっぱり動きにくくて、これがダメなんでしょうか 』
ロングブーツのヒールをかちゃかちゃと鳴らしながら
「 かわいいと思うんですけど 」なんて話す彼女は
さっきまでとはまるで別人のような違う表情だった。
恐らく公安は彼女の人間性までは調べてなかったんだろう。
彼女はきっと大丈夫だ。俺には確信があった。
ホ「 ハハハッ！拍子抜けしたなぁ〜 」
『 え？なにがですか？ 』
ホ「 いやぁなんでもない！俺はカワイーと思うよ、それ！ 」
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pi(プロフ) - あかりさん» あかりさんコメントありがとうございます！更新楽しみにしていただけてるなんて嬉しすぎます（ ; ; ）変わらず楽しんでいただけるように頑張ります！ (2023年2月14日 20時) (
レス) id: 5ffb248159 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - 可愛くて更新ずっと待ってしまいます！！次の更新も楽しみにしてます！ (2023年2月14日 16時) (レス) @page19 id: 54862b6f0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pi | 作成日時：2023年1月27日 0時
