*1話 前世の記憶* ページ1
鏡の間。
沢山の棺が浮かぶこの部屋を、わたくしは…いや、私は…知っている。
知っているというか、何度も見た。
間違いない。ここは、ツイステッドワンダーランド。
生前の私がどハマりして、昼夜問わずやっていたゲームの世界だ。
うわぁ、ちょっと待って、頭が追いつかない。
嘘でしょ。異世界転生とかあり?しかも、大好きなツイステの世界だよ!?やばくない!?
「A」
どうしようどうしよう、見たことある顔ばっかりだ…!はぁ!リドルくんがいる!
実物だ…!ゲームで見るより、なんだか小さく感じるなぁ…はぁあ…本当に可愛い…。
「A!」
「うひゃあっ!?」
大声で名前を呼ばれ、肩が揺れ耳がピンと立つ。
この声はお兄様の声だ。そして、そのお兄様というのは…
「ご、ごめんなさい。レオナお兄様」
「早くしろ」
そう、レオナさんだ。私は…なんと、レオナさんの妹に転生してしまったのだ。
校内だからか、レオナさん…レオナお兄様は冷たいが、家では凄く甘やかしてくる。
おかげで、私はわがまま放題、やり放題…
ファレナお兄様も私を甘やかすため、豪華な食事に、装飾がこれでもかと施されたドレス…
ブランドもののアクセサリーに化粧品…
更には、ここ、ナイトレイブンカレッジに入学するために沢山のお金を積んでもらった。
それに、何か気に食わないことがあれば暴れ回り、使用人をクビにしていた。
ファレナお兄様が結婚してからは、義理のお姉様にも意地悪をしたな。すれ違う度に嫌味を言ったり…足を引っ掛けたり…。
チェカくんにだって怒鳴り散らかした。私より、チェカくんの方がよっぽど大人だった。
これじゃあ、所謂悪役令嬢…いや、悪役王女だ。
今までの自分の行いを思い返し、乾いた笑みを浮かべ、闇の鏡の前に立つ。
「汝の名を告げよ」
「A・キングスカラーです」
「汝の魂のかたちは」
まさか、ゲームで見たこのシーンを実際に目にするとは。
「サバナクロー!」
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奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します!出来たら全員のキャラ(先生たちや他の学校の生徒たちにも)に愛されたいです!(恋愛的に)あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです!無理せずに頑張ってくださいね! (2022年11月26日 16時) (レス) @page13 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ami☆(プロフ) - あいさん» コピペして検索する形になるので、自衛もしやすいかと思いますが、大丈夫でしょうか? ご丁寧に教えてくださり、ありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願い致します。 (2020年8月10日 19時) (レス) id: 8fb5979ada (このIDを非表示/違反報告)
ami☆(プロフ) - あいさん» 貴重なご意見をありがとうございます。配慮が足りず、本当に申し訳ありませんでした。小説内に挿入することは今のところかんがえておりません。ですので、リンクを踏んでもらった先で見てもらう形にしました。 (2020年8月10日 19時) (レス) id: 8fb5979ada (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 申し訳ございません。1つのご意見として見ていただければ幸いです。長文、意見失礼しました。 (2020年8月10日 18時) (レス) id: 55fdaaea2c (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - えてしまい少し小説を読む事が苦手になってしまって…。本当に素敵なイラストで砂時計様にも失礼になってしまうのではと考えましたが私のようにイメ画が苦手な方もいらっしゃるので表紙ではなく小説の中でなら自衛しやすいんです。本当にこんなコメントを送ってしまい (2020年8月10日 18時) (レス) id: 55fdaaea2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ami☆ | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/ami22665020?p=s
作成日時:2020年8月1日 16時