*序章* ページ1
彼女が"鬼"と初めて出逢ったのは、3歳の時だった。
雪の中に埋もれている彼女を見つけたのは、"鬼"の中で始祖に次ぐ強さを持つ、黒死牟であった。
自身と同じ髪色、瞳の色だったその幼子に親近感を抱いたのか、彼は彼女を殺さなかった。
彼女の親であろうか、近くの崖の上から人の声が聞こえる。
彼は迷いに迷った末、人が彼女を見つけることができる場所へと連れて行くことにした。
そして、彼女を下ろそうとした時、彼女は着物をガシリと掴み離さなかった。
彼にとって、彼女の手を振りほどくことなど造作もないことだった。
しかし、彼はそれをしなかった。
…できなかった。
彼は彼女を抱きかかえ直した。
そして、自身の根城へと連れていったのだった。
2130人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
愛しています - 更新頑張ってください\\\٩(๑`^´๑)۶//// (2021年10月27日 21時) (レス) @page15 id: 4c75cf9549 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - 更新大変でしょうががんばってください (2020年4月22日 16時) (レス) id: 3f59961631 (このIDを非表示/違反報告)
みはる - なんか、、、すごく面白いです!(語彙力がなくてすみません、、、) 続き楽しみにしています! (2020年4月17日 8時) (レス) id: bdd41f57a7 (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - めちゃくちゃ面白いくて言葉になりませんでした (2020年4月10日 22時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - この話とても面白いです!これからも投稿お願いします! (2020年4月8日 20時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ami☆ | 作成日時:2020年1月23日 17時