＊6話＊ ページ6
嵐のように過ぎ去っていった3人組の背を眺めていると、義勇に手を掴まれた。
そして、居間から寝室へと連れていかれる。
…今日は世間話をしに来たと思ってた。てか、世間話をしに来るって言ってたのに。
もしかして、やる気満々だったり…？
寝室の戸を開くと、義勇は私を畳の上に投げ出す。
受け身を取ってしまうあたり、可愛げがないなと我ながら思ってしまう。
「どうしたの？怒ってるの？」
義勇が後ろに傾いた私の体に覆い被さるように座り、髪結紐を解く。パサリと長い髪が落ちた。
そして、押し倒してくる。
「こういうことはやめろと言っただろう」
「あら。結構需要あるのよ」
ふふっと笑うと、義勇はムッとした。
「もう自分のことを傷つけないでくれ」
「別に…この仕事で傷つくことなんてないよ。隊士達の話を聞くの楽しいし…何より、こんな私でも鬼殺隊に関われるからね」
「だが…身売りしてるんだろう？」
「ふふ、元柱を抱くだなんて畏れ多いって言って、断られること多いの」
そうねぇ、と私は続ける。
「肌を重ねたことがあるの、義勇ぐらいかも」
「は…？」
目を丸くした。結構長い時間共にいたけど、久しぶりにこんな顔見たかもしれない。
「冗談」
そう言って笑うと、義勇は私から体を離し
「帰る」
そう言って玄関へ向かうとしたため、慌てて止める。
「悪かったって。怒らないでよ」
「俺は真剣に話してるんだ」
「義勇は優しいもんね。心配しなくても、結婚すれば辞めるよ」
そろそろ結婚しないと行き遅れって言われちゃうしね
そう言うと、義勇は
「結婚の予定があるのか？」
と聞いてきた。
「ないよ。ないけど、いつかは結婚したいなって」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
高評価、お気に入り登録ありがとうございます！嬉しいです！
これからもよろしくお願いします！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1703人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
星 - 小説とても面白いです！私は炭治郎と善逸と猗窩座が好きです！更新頑張ってください！ (2021年1月6日 17時) (
レス) id: 43b4052d04 (このIDを非表示/違反報告)
らいむ(プロフ) - とっても続き気になります！！更新頑張ってくださいー！応援してます！ (2020年3月13日 1時) (レス) id: e597277fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ami☆(プロフ) - あおいさん» ありがとうございます！ 更新ゆっくりかもしれませんが、頑張ります…！ (2020年1月28日 21時) (レス) id: 8fb5979ada (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 続き気になる！更新頑張ってください！ (2020年1月28日 21時) (レス) id: ea8e5cf766 (このIDを非表示/違反報告)
ami☆(プロフ) - ろーる??さん» 返信遅くなってすみません…。ありがとうございます！女の子2人、早く書くためにも頑張ります…！ (2020年1月23日 15時) (レス) id: 8fb5979ada (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ami☆
| 作成日時：2020年1月1日 20時
