【鬼滅の刃】鬼殺の隊士専門の遊女

＊18話＊ ページ18

昨夜のことを思い出し、ボッと熱がついたように顔が熱くなる。



「き、求婚というか…いや、求婚か…」



「俺のは断ったのに、宇髄のは保留にしたんだな」



不機嫌な…悲しそうな…そんな表情をする義勇。



私は慌てて訂正する。



「保留っていうか、考えといてくれって天元に言われたの」



ていうか、なんでそんなこと知ってるの、と聞くと



「宇髄に聞いた」



「て、天元が言ってたの？」



「あぁ。…抱かれたんだろう？」



「そんなことも聞いたの…」



天元も天元だ。何言ってくれてるの。義勇が私のこと好きなの知ってて煽ってるでしょ！



うぅ、気まずい…。



「あいつがお前のことを派手に抱いたと言ってた。だから、俺も今日は遠慮しない」



そう言うと、また接吻される。今度は舌が入ってくる、激しい接吻。



「んぅ…」



接吻しながら、義勇は私の手を取り自身の胸へと持っていく。



天元ほどではないが、固く鍛えられている体。



心音が伝わる。だいぶ早い。



義勇が離れる。その顔は真っ赤になっており、瞳は色っぽく濡れている。



ドキリと胸が鳴る。



ゆっくりと押し倒されると、義勇が私に跨った。



そして、じっと見つめてきて…



「俺はA、お前のことを諦めるつもりはない」



衿に手をかけた。

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