*15話* ページ15
ピアノが置いてある部屋に向かう。お館様に買っていただいたピアノ。私の宝物だ。
ピアノを弾く準備をする。
楽器を奏でる時、耳が良くて本当に良かったと思う。
昔は人の悪口や噂が聞きたくなくても聞こえてきていたから、本当に嫌いだった。
でも、こうして私の音を聴いて楽しんでくれている人がいる。
無一郎のおかげで、この耳が好きになった。
「鯉のぼり弾くね」
弾きながら歌う。
チラッと無一郎の方を向くと、ボーッしながら聴いていた。
そして、弾き終わると同時に後ろから抱きしめられた。
無一郎はいつも弾き終わるとこうする。
まるで、私がそこに存在しているのを確かめるかのように…。
「Aといると凄く懐かしい気持ちになる」
「…そっか」
恋とは少し違う、愛おしむ音が無一郎からしている。
もしかしたら、私にお母さんを重ねているのかもしれない。
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星 - 小説とても面白いです!私は炭治郎と善逸と猗窩座が好きです!更新頑張ってください! (2021年1月6日 17時) (レス) id: 43b4052d04 (このIDを非表示/違反報告)
らいむ(プロフ) - とっても続き気になります!!更新頑張ってくださいー!応援してます! (2020年3月13日 1時) (レス) id: e597277fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ami☆(プロフ) - あおいさん» ありがとうございます! 更新ゆっくりかもしれませんが、頑張ります…! (2020年1月28日 21時) (レス) id: 8fb5979ada (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 続き気になる!更新頑張ってください! (2020年1月28日 21時) (レス) id: ea8e5cf766 (このIDを非表示/違反報告)
ami☆(プロフ) - ろーる??さん» 返信遅くなってすみません…。ありがとうございます!女の子2人、早く書くためにも頑張ります…! (2020年1月23日 15時) (レス) id: 8fb5979ada (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ami☆ | 作成日時:2020年1月1日 20時