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*11話* ページ11

実弥はおはぎを食べると満足したようで、任務へと出かけていった。



この時間、大抵の隊士は任務に出掛けている。



1人でいる時間は嫌いだ。辛いことばかり思い出してしまうから。



「誰か任務休みで来てくれないかなぁ…」



ボソッと呟くと、ガラガラと玄関が開く音がした。



…全く足音がせず、気付かなかった。



慌てて玄関へ行くと、着流し姿の天元がいた。



「相変わらずこの家は地味だな!もっと派手にしろよ」



この俺様みたいに!



天元はそう言って前髪を掻き上げる。



「流石元忍…足音全然聞こえなかったよ」



「もっと褒めろ!」



「きゃー、天元様すごーい」



棒読みでそう言いパチパチと手を叩く。



「もっと派手に褒めろ!」



「残念ながら私は地味な方が好きなの…キラキラしたものとかジャラジャラしたものとか苦手なの…」



「髪色は派手なのにな」



くしゃりと頭を撫でられる。折角纏めた髪がボサボサになってしまった。



「今日はどうしたの?」



「暇だから来た」



「あぁ、そう…」



とりあえず居間に上がってもらう。



相変わらず筋肉が凄い。背も高いし。



…ダメだ。勝てない…!



「なにしてんだよ」



「はっ。つ、つい…」



二の腕の筋肉があまりにも良かったため、なでなでしてしまった。



すると、天元は着流しを捲り腕を差し出すと、



「触るならもっと!派手に!触れ!」



「う、うん…!」



ガシッと両手で二の腕を掴む。ふ、太くて硬い…。素晴らしい…。



「良い…好き…最高…」



語彙力がなくなるほどの素晴らしい筋肉。あぁ、私もこんな筋肉がほしい…。



って、こんなに筋肉つけたらますますお嫁に行けなくなっちゃうか。



「ほら」



天元は両腕を広げる。こ、これはもしや…昔よくしてもらってたギューッ!をしていいということか!?



相手は既婚者だ…嫁が3人もいる既婚者…。無理。筋肉を目の前にしたらもうなんにも考えられない…。



胸に飛び込む。厚ーい胸板。そして、筋肉が凄くついている二の腕に抱きしめられる。



幸せだ…。天元のお嫁さん達が羨ましい…。



「Aも俺のところに嫁いでくるか?」

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- 小説とても面白いです!私は炭治郎と善逸と猗窩座が好きです!更新頑張ってください! (2021年1月6日 17時) (レス) id: 43b4052d04 (このIDを非表示/違反報告)
らいむ(プロフ) - とっても続き気になります!!更新頑張ってくださいー!応援してます! (2020年3月13日 1時) (レス) id: e597277fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ami☆(プロフ) - あおいさん» ありがとうございます! 更新ゆっくりかもしれませんが、頑張ります…! (2020年1月28日 21時) (レス) id: 8fb5979ada (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 続き気になる!更新頑張ってください! (2020年1月28日 21時) (レス) id: ea8e5cf766 (このIDを非表示/違反報告)
ami☆(プロフ) - ろーる??さん» 返信遅くなってすみません…。ありがとうございます!女の子2人、早く書くためにも頑張ります…! (2020年1月23日 15時) (レス) id: 8fb5979ada (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ami☆ | 作成日時:2020年1月1日 20時

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