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*4話* ページ5

「あ、ありがとう…」



つられて私も頬が熱くなる。



今、私の目の前にいるのは"弟"のような炭治郎ではない。"男子"の炭治郎なのだ。



「そ、そういえば、なんで炭治郎は隊服なんだろうね…?」



「…うーん…」



どうやら思い当たる節はないようだ。



とりあえず考えても仕方がないし、打開する策も浮かばないため、寝ることにした。



ご丁寧に部屋の隅には寝巻きが置いてあり、それを着て寝ることにした。



「炭治郎、ちょっと後ろ向いてて貰ってもいい…?寝巻きに着替えたいから」



「あ…はい。俺も着替えます」



背中を向けて着替え始めたはいいが…明らかにサイズが合わない。胸の。



もし朝起きた時にはだけていたら…



想像するだけでも恐ろしい。



「あの…Aさん?どうかしたんですか?」



「あ、いや…なんでもないよ」



もういいや。そう思い振り返る。



炭治郎は私の胸を見ると直ぐに顔を赤くして逸らした。



どうやら刺激が強かったようだ。



「よし。寝ようか」



「あ、俺は床で…」



「だめ!風邪引いたらどうするの」



「俺は風邪滅多に引かないので!」



「それでもだめ!体が痛くなるでしょ?」



床に寝ようとした炭治郎を強引に布団の中に引き込む。



すぐ隣に体温を感じられる距離。恥ずかしいが、なんだか懐かしい気持ちになって、思わず笑みがこぼれる。



「ふふ、なんだか昔を思い出すなぁ」



「昔…ですか?」



「うん。妹と弟と良くこうして寝たなぁって」



「…そうですね。俺も兄弟と良くこうして寝ました」



…とはいえ、相手は弟ではなく炭治郎だ。気恥ずかしい。



「…Aさんは…想い人っていますか?」

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設定タグ:鬼滅の刃 , 逆ハー , 愛され   
作品ジャンル:恋愛
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- 面白いですね!続き楽しみにしてます! (2020年1月21日 13時) (レス) id: 059c2de8f9 (このIDを非表示/違反報告)
ami☆(プロフ) - 陽雨さん» 返信遅くなってしまい、すみません(--;) ありがとうございます、そう言っていただけて嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2019年12月31日 21時) (レス) id: 8fb5979ada (このIDを非表示/違反報告)
陽雨 - 面白いです。まぐわいをしなければって良いですね!更新頑張ってください!応援しております (2019年12月10日 12時) (レス) id: 60ccd0f591 (このIDを非表示/違反報告)
ami☆(プロフ) - 黒蜜さん» はい、もちろんです!出すのは少し後にはなりますが、必ず出します! (2019年12月8日 19時) (レス) id: 8fb5979ada (このIDを非表示/違反報告)
黒蜜 - 伊黒さんをリクエストって出来ますか? (2019年12月8日 19時) (レス) id: 70d9f117f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ami☆ | 作成日時:2019年12月8日 19時

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