*42話* ページ45
察してくれたのか、リドルくんはそれ以上聞かないでくれた。
「それより、キミ達は2人きりで魔法薬作りをするつもりかい?」
「う、うん。そうだよ」
いざ言われると恥ずかしいな…。ジェイドくんと2人きり…!
ちょっとやばいかもしれない…。生きていられる気がしない…。心臓がバクバクし過ぎて破裂するかも…。
「ボクも手伝う」
「えっ!?」
「おや。僕達は2人だけで大丈夫ですよ。ねぇ?」
ジェイドくんが首を傾げ、私を見る。
何それ可愛い。可愛すぎる。あざとい。
さてはジェイドくん、自分の顔の良さを自覚しているな…?
なんと素晴らしい。もっと自覚して、私に色んな表情を見せてほしい。欲を言えば、私だけに。
「…Aさん?」
「…っは!そ、そうだね!うん!」
ジェイドくんの顔を見て固まってしまっていた。いかんいかん、もうすぐでヨダレが垂れてくるところだった。
「…大丈夫じゃない。ジェイドと2人きりなんて…Aが心配だよ」
な、リドルくん、私の心配をしてくれるの…!?
マジ天使だわ。
あれだな、私がジェイドくんのこと好きなの知ってるから、心臓が爆発しないように手伝うって言ってくれてるんだな。
「おや、心配しなくても何もしませんよ。…今は」
「今は!?ジェイド…キミにAは任せられない…!ボクも絶対に手伝う!」
A、良いかい!?
リドルくんにそう言われ、ボケーとしていた私は頷く。
「残念です。Aさんと2人きりで魔法薬作りが出来ると思ったのに」
ふふふと困った顔をして笑う。あ、これ困ってない時の顔だ。残念って思ってない顔だ。
「…あ!魔法薬は昼休みに作ろうと思ってるの。クルーウェル先生に魔法薬学室の貸し出しを許可してもらわなきゃだから、ご飯食べたら職員室前集合でいい?」
2人は頷いた。
わーい、イケメン2人と魔法薬作り、楽しみだなー。
私は知らなかった。リドルくんとジェイドくんの間にバチバチと火花が散っていたことを。
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kouboukun(プロフ) - 反対者がいれば、捻り潰そう。これ見たとき思った事(おお〜強ぇぇぇぇぇ) (2020年7月19日 17時) (レス) id: 6b5d77f9d6 (このIDを非表示/違反報告)
ami☆(プロフ) - 愛さん» 丁寧に感想を書いてくださり、ありがとうございます…! めちゃくちゃ嬉しいです!実は結構不安で…こんな感じで良いのかな?と思うことも多いので、愛さんのコメントに勇気をもらいました…!読んでくださりありがとうございます、これからもよろしくお願いします! (2020年7月16日 21時) (レス) id: 8fb5979ada (このIDを非表示/違反報告)
愛 - コメント長々すいませんでした!
このままじゃキュン死にしそうだったので!!
私、完結まで生きてられるかなぁ(笑)
本当、素敵な作品をありがとうです!
更新、楽しみにしています!
後、ami☆さんの他作品も読んでみますね! (2020年7月16日 6時) (携帯から) (レス) id: 503913e7d3 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - アズールのウブさや(笑)ジェイドの場面めっちゃ夢主とリンクしてめちゃめちゃトキメキました!
マレウスの連絡来てたの切なくるし、リドルの気持ちを出せれない所とか!?
ヤバイです!
もう、キュン死にです!!
(2020年7月16日 6時) (携帯から) (レス) id: 503913e7d3 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - ami☆さ〜ん!!更新されるたびキュンキュン度がヤバくて心臓いくつあっても足りないです!!
夢主になりたい!(笑)
ami☆さんの小説はキャラがキャラらしいというか、キャラの心情などの描写がすごく上手で凄いです!引き込まれます! (2020年7月16日 6時) (携帯から) (レス) id: 503913e7d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ami☆ | 作成日時:2020年7月8日 16時