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*33話* ページ36

それから、どうやって寮まで帰ったのかはよく覚えていない。




彼の言葉の破壊力が凄すぎて…!




思い出すと顔が熱くなってくる。




今からアズールくんと取引するのに…!




余計なこと考えたらきっと失敗する。




頭を振って気持ちをリセットすると、深呼吸をする。




いざ行かん、モストロ・ラウンジ…!




「待っていましたよ」




笑顔で出迎えてくれたアズールくんは、VIPルームへと案内してくれる。




初めて入る部屋に、思わずキョロキョロしているとソファーに腰掛けるよう勧められる。




「それで、僕に一体何の用でしょう」




にこにこと胡散臭い笑みを浮かべるアズールくんは、私が何を頼みに来たか分かっているかのよう。




ふぅ…と息を吐き、アズールくんを真っ直ぐ見据える。




「私が作った、この魔法薬の効果を消す薬を作るのを手伝ってほしいの」




「これは…貴方がマレウスさんにかけた惚れ薬ですか?」




「うん。この惚れ薬は既存のと違って、肌に触れるだけで効果を発揮し、尚且つその効果は半永久的に続く」




「素晴らしい薬ですね。それで、何故その効果を消す薬が必要なんですか?」




「それは…」




やっぱり言わなきゃダメだよね。




「誰にも言わないよね…?」




「えぇ、勿論。約束しましょう」




アズールくんが頷くのを見て、事情を話す。




「マレウス先輩にかかったのは事故で…本当は他の人にかけたくて」




「なるほど、分かりました。では、この薬のレシピを条件に、お受け致しましょう」




彼は、『Aちゃん特製素晴らしすぎる惚れ薬』を手に取って眺める。




その口元に笑みをたたえて。




「それは…できない、かな…」

*34話*→←*32話*(モストロ・ラウンジにて)



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kouboukun(プロフ) - 反対者がいれば、捻り潰そう。これ見たとき思った事(おお〜強ぇぇぇぇぇ) (2020年7月19日 17時) (レス) id: 6b5d77f9d6 (このIDを非表示/違反報告)
ami☆(プロフ) - 愛さん» 丁寧に感想を書いてくださり、ありがとうございます…! めちゃくちゃ嬉しいです!実は結構不安で…こんな感じで良いのかな?と思うことも多いので、愛さんのコメントに勇気をもらいました…!読んでくださりありがとうございます、これからもよろしくお願いします! (2020年7月16日 21時) (レス) id: 8fb5979ada (このIDを非表示/違反報告)
- コメント長々すいませんでした! このままじゃキュン死にしそうだったので!! 私、完結まで生きてられるかなぁ(笑) 本当、素敵な作品をありがとうです! 更新、楽しみにしています! 後、ami☆さんの他作品も読んでみますね! (2020年7月16日 6時) (携帯から) (レス) id: 503913e7d3 (このIDを非表示/違反報告)
- アズールのウブさや(笑)ジェイドの場面めっちゃ夢主とリンクしてめちゃめちゃトキメキました! マレウスの連絡来てたの切なくるし、リドルの気持ちを出せれない所とか!? ヤバイです! もう、キュン死にです!! (2020年7月16日 6時) (携帯から) (レス) id: 503913e7d3 (このIDを非表示/違反報告)
- ami☆さ〜ん!!更新されるたびキュンキュン度がヤバくて心臓いくつあっても足りないです!! 夢主になりたい!(笑) ami☆さんの小説はキャラがキャラらしいというか、キャラの心情などの描写がすごく上手で凄いです!引き込まれます! (2020年7月16日 6時) (携帯から) (レス) id: 503913e7d3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ami☆ | 作成日時:2020年7月8日 16時

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