06.料理 ページ7
とりあえずスーパーに来たのはいいけど何を作ろう……
｢あっ、アンタさっきの…｣
声が聞こえた方に振り向くと、尾形様のお隣さんの姿があった。
｢お隣さん！先程はありがとうございます！｣
｢いやいや。あ、俺杉元佐一。よろしく！｣
｢春野Aです｣
｢Aちゃんね。いい名前だね｣
｢ありがとうございます｣
｢そういえば何か買いに来たの？｣
｢えぇ。今日のお夕飯の食材を｣
｢そっか。邪魔して悪かったね。｣
杉元さんと別れ、本来目的の夕食の買い出しを始めた。何にしようか迷った結果、私はオムライスを作る事に決めた。卵にケチャップに玉ねぎ……たしかお米はあったはず。
私はオムライスに必要な材料を購入し尾形様の家へ戻った。
｢ただいま戻りました｣
｢遅い。さっさと作れ｣
やっぱり尾形様怖い……
ここに来てからずっと怒ってる様に見えるんだけど。
私は急いでキッチンへ向かい、調理を始めた。
しばらくするとオムライスが完成し、リビングのテーブルに置いた。
尾形様も席に座り、無言でオムライスを食べる。
｢……いかがでしょうか？｣
｢……………｣
尾形様に味の感想を伺うも無視され静かに食べている。
｢あのぉ……｣
｢ご飯がネチョネチョしてる。ケチャップ入れすぎ｣
｢ごめんなさい！今すぐ作り直します！｣
｢いや、いい｣
その後尾形様は黙々と食べ完食した。
私も一口食べると尾形様が言った通りご飯がネチョネチョしてる。ちゃんと料理の練習しないとな……今度料理の本買おう。
お互い食べ終え食器を洗い一段落ついた所尾形様に呼び出された。
｢おい、そこがお前の部屋だ｣
｢あ、ありがとうございます｣
｢布団とかはないから、そのうち色々買いに行く。それまでは俺のベッドを使え。俺はソファで寝るから｣
｢それはダメです！尾形様が風邪ひきます！｣
｢ご主人様の言うことが聞けないのか？｣
｢うぅ…｣
｢あと｢様｣って呼ぶな。鬱陶しい｣
｢はい……｣
やっぱり怖い…早くにもホームシックになりそう…
｢あと、さっきの話の続きなんだけど｣
さっきの話って勇作様から電話が来た時の事かな？
きっと怖いこと言うんだろうと思い、私は固唾を呑んだ。
｢俺の彼女になれ｣
｢…………はい？｣
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キノ(プロフ) - 最高でした。鼻血が滝のように溢れてきます。2の方も見てきます。いってきます。 (2020年1月7日 22時) (
レス) id: b2c18f3154 (このIDを非表示/違反報告)
らる - ぜひ読ませて頂きます！ヒンナでした！ (2019年7月20日 0時) (レス) id: f40689aef1 (このIDを非表示/違反報告)
コロッケ(プロフ) - らるさん» ありがとうございます！なんとか完結することが出来ました。個人的にもこのストーリーが気に入ってます。他の小説も読んで頂けると嬉しいです！ (2019年7月19日 23時) (レス) id: 544c4a412b (このIDを非表示/違反報告)
らる - 最後までドキドキが止まらないとても ほっこり キュンッと来る面白さたっぷりの小説、見ていて飽きませんでした!!最終回、お疲れ様です！これからも頑張って下さい!!(長文失礼致しました) (2019年7月19日 22時) (レス) id: f40689aef1 (このIDを非表示/違反報告)
コロッケ(プロフ) - らるさん» ありがとうございます！もう少しで最終回となりますが、温かい目で見守ってください！ (2019年7月14日 13時) (レス) id: 544c4a412b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コロッケ | 作成日時：2019年6月1日 14時
