鯉の聖地巡礼 (ページ30)

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28.最終回ページ30

｢…………ん。｣

ここは……？

私は見慣れない場所でベッドに横になってた。
たしか私、網走監獄で撃たれていたはずなのに。

服装は旅行に行ってた時の格好。
もしかして現代に戻ってきた？

｢目が覚めましたか？｣

｢……え？｣

私の隣には、鯉登少尉に似ている…いや、その者の男性がいた。

｢階段の所で気を失っていたんですよ。｣

｢あっ…すみません。ご迷惑おかけしました。｣

｢いえいえ。玄関まで送りますよ。｣

男性は私を玄関まで送ってくれた。

｢本当にありがとうございました。｣

私は北鎮記念館を後にすると………

｢またんご来場お待ちしちょります。A……｣

私は聞き間違いかと思ったが、後ろを振り向くともう彼の姿はなくなってた。

私はタクシーに乗り空港へ向かう最中、ある言葉を思い出した。

────────────旭川で待ってろ

私は急いでスマホを見ると待受は桜と一緒に撮った鯉登少尉の写真。

私はその場でタクシーを降り、走って北鎮記念館へ戻った。

扉を開くと彼の姿があった。

｢遅かぞA。はよ菓子を作ってくれ！｣

やっぱり鯉登少尉だ……もう会えないと思った…

私はその場に座り込み涙が出た。

｢A……｣

鯉登少尉は私を抱きしめ、頭を撫でてくれた。

｢もうお前を離したりせん。おいんそばにおってくれ。｣

｢……………はい！｣

私の恋の聖地巡礼はまだ終わってない

END

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｢鯉の聖地巡礼｣を読んで頂きありがとうございます。

短編小説・キャラ崩壊・内容がぐちゃぐちゃとなりまして申し訳ございません。

本作品は完結しましたが、他作品は連載中なのでそちらもよろしくお願いします！