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｢監獄側の人間は誰一人残すな！この件が報告されたら全てが無駄になる！｣
｢撃てぇ！！｣
｢撃つなーッ降伏す……｣
ドドッ
｢ぐあッ｣
｢舎房へ急げッ｣
第七師団は看守達を倒しながら舎房へと向かった。
鯉登少尉や鶴見中尉、全員の表情が真剣そのものだった。
｢のっぺら坊は？｣
私達はのっぺら坊がいる舎房へ向かうと、のっぺら坊と杉元さんの姿があった。
｢不死身の杉元…｣
｢下がれ！言っとくがこいつからはまだ金塊のありかを聞けてねぇぞ｣
｢外で看守たちと戦っている者を含めて63名の部下を監獄に連れてきた。そんな方法で我々から逃げ切るつもりかね？｣
｢試してやろうじゃねえか。全員武器を置いてここから…｣
ドンッ
｢二階堂ッ！！｣
｢離せッ俺が殺す約束だろッ！！｣
｢バカヤローッのっぺら坊に当たったらどうすんだッ｣
いや、当たってますよね。と心の中で語ってみる。
｢門倉部長ぉ！？｣
隣にいたうさみんがいない！？もしかして…！？
｢門倉部長ーお久しぶりでーす｣
しまった！門倉部長を見つけてしまった！
｢宇佐美さん！門倉部長からそのレバーを離してください！｣
｢え？｣
ガシャンッ
門倉部長はそのまま一斉開房装置を使用した。
｢700人の凶悪犯と戦う覚悟は出来てるか？｣
囚人達が一斉に私達の方へ来てしまった。
｢逃げろA！！殺されるぞ！｣
私は囚人から逃れながら舎房から出て行った。
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作者名：コロッケ | 作成日時：2019年5月21日 10時
