鯉の聖地巡礼 (ページ2)

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私、氷川 A。
ゴールデンカムイ好きの大学生！
今年は10連休という最高なGWとのことで
ゴールデンカムイの聖地巡礼しに北海道へ旅行に
来ました！

網走監獄や鰊御殿……
北海道は広すぎて日帰りでは行けない場所でも
たくさん廻ることができた！

そして旅行最終日。
私は旭川にある北鎮記念館へやってきた。
ここは第七師団についての資料が展示されている。

館内へ入ると、当時の軍服や所持品などが展示されていた。
どれもこれも本に載っていたもの。

他にも歴代の師団長の写真があった。
1人ずつ見ていくと、聞き覚えのある名前があった。

｢鯉登……？｣

そこには第十八代団長、鯉登行一の写真があった。
きっと、ゴールデンカムイの鯉登少尉の名前は
この人からとって登場したのかな？

私は鯉登行一の写真を見てるとどこからか声が聞こえた。

『───────A』

｢えっ？｣

誰か私の名前を呼んだ？
周りを見ても客は私一人だけ。気のせいか。

スマホで時間を見ると、ここにいて2時間程いた。
まずい！帰りの飛行機の時間が！

私は急いで階段を降りようとしたとき、誤って足を滑らせた。