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目黒くんがマネージャーさんから電話と席を立った。
ラ「ねーねー、Aちゃん。」
「ん？」
ラ「めめってさ、格好良いよね。」
「えっ…、う、うん。そうだね？
Snow Manみんな格好良いと思うよ？」
ラ「ありがとう。
みんな格好良いんだけど、めめは男の俺から見てもやっぱり格好良いと思うの。」
「…うん。」
ラ「男気あるし、優しいし、ちょっと真っ直ぐ過ぎて周りが見えてない時もあるけど。
それくらい夢中になったら真っ直ぐな人なんだよね。」
「うん。それは何となく分かる気がするよ。」
ラ「だからさ、めめのこと信じて、仲良くしてあげて欲しい。」
「…そうだね。
ありがとう、ラウールくん。」
間接的な伝え方だけど、私の不安とか目黒くんの気持ちを汲み取って、優しく伝えてくれるラウールくん。
17歳なのに、この子が一番大人なんじゃないかと思うくらい。
ラ「俺も早く大人になりたいなぁー！」
「ラウールくんが大人なったら、恐ろしい色気と美貌で世間を圧巻するんだろうなぁ。
すっごく楽しみ。」
ラ「その頃Aちゃんがまだ独身だったら、僕も参戦していい？」
「なっ、なに言ってるの！大人を揶揄わないの！」
ラ「ふふっ。
Aちゃん、顔赤くなってる。かわい。」
ラウールくんの大きくなった姿を想像しながら、同時に何年か後の自分の未来を思い浮かべた。
私の隣には、一緒に人生を歩いてくれる人がいるのかな。
今の自分の気持ちも分からないようじゃ、そんな先の未来は到底想像出来なかった。
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作者名：まりも | 作成日時：2021年2月22日 9時
