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1903年10月25日 十日目 ページ11

今日から兵舎が入れ替わり、新しい生活が出来ると胸を膨らませて目の前の門をくぐった。

そしてここでは何か物凄い事になりそうだと自分の心のどこかで予想していた。

門を潜るとそこには軍帽を被った上官であろう人物が立っていたので、森畠は咄嗟に敬礼をした。



「森畠だな?俺は月島。
鶴見情報将校殿からは事情は聞いている。
師団長の元へ案内するから着いてこい。」

「ハッ!」



森畠は月島と名乗る人物の後を着いて行った。
服に着いている階級を示す模様を見るに、月島という人物は軍曹だと知った。


兵舎内へ入り暫く歩いていると、途中途中で兵士に出くわしたり、月島軍曹よりも更に上の上官等が横切ったりした。

皆、異様な雰囲気を漂わせており、横切っただけで肌でそれを感じる事が出来る程だった。


その中の一人、横切ったとある人物がいたのだが、また暫く歩くと、先程から全く同じ人物が前方から歩いてくる。


「...?」


さっき、横切ったはずなのに...。

そんな疑問を抱えながらその人物を横目に通り過ぎると、月島がとある戸の前で歩みを止めてその目の前の戸を2、3回叩いた。


「失礼します」


月島がそう言い戸を開けると、その室内の中心あたりに師団長の花沢中将が椅子に座っていた。


「月島軍曹。御苦労だった」


「ハッ」



この時、自分を案内してくれた月島軍曹はそう言い、その場を立ち去った。
森畠はその目線を月島軍曹から花沢中将へと向け敬礼をした。



「鶴見からは話は聞いている。
随分と剣の腕が経つそうじゃないか」


「勿体ないお言葉でございます。次戦でも精進致します」


「あぁ。期待している」



そう告げられ、森畠は「失礼します」と一言告げてその部屋を後にした。

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赤青ほとゝぎす(プロフ) - 忍者氏さん» コメントありがとうございます!はいっ勇作さんも大好きで大好きで予定より早めですが登場させました!あの笑顔って営業スマイルって呼ばれてるんですね…!(伝わってるのがすごい)笑顔がぎこちない尾形上等兵も大好きでこちらも登場させました! (2019年2月13日 18時) (レス) id: e1ece6f77f (このIDを非表示/違反報告)
忍者氏(プロフ) - こんばんは!勇作さんでましたね…!尾形の営業スマイルが思い浮かびます笑今回のお話もとても好きです( ´∀`) (2019年2月13日 0時) (レス) id: 5510d14e32 (このIDを非表示/違反報告)
赤青ほとゝぎす(プロフ) - 忍者氏さん» こんばんは!私ニコニコ初めてだったんですが、まさか.....反応してくださるとは思ってもいませんでした(--;)そして、最近最新なくてすみません。勉強の野郎が邪魔をしてくるんです.....w (2019年2月4日 22時) (レス) id: e1ece6f77f (このIDを非表示/違反報告)
忍者氏(プロフ) - めろんMiiです!お久しぶりです。ニコ生面白かったですね…僕もなにかコメントすればよかったです笑 (2019年2月4日 19時) (レス) id: a461264cdc (このIDを非表示/違反報告)
赤青ほとゝぎす(プロフ) - めろんMiiさん» ありがとうございます!(●´▽`●)やっぱり男前のキャラはカッコよく登場させなければと言う使命感が働きまして...^^ (2019年1月4日 14時) (レス) id: e1ece6f77f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤青ほとゝぎす | 作者ホームページ:http  
作成日時:2018年12月12日 23時

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