ヒーロー科のアイドル *男主*

アイドル７ ページ7

幼稚園


両親が俺の個性は内密でお願いしますと幼稚園の先生に言った


貴重で恐ろしい個性と認識してしまった先生は他の子とは全く違う接し方された


同年の子達も俺が恐ろしいと避けるようになった




小学校


幼稚園の子達は皆同じ小学校


なので俺の事を恐ろしいと言いふらし、幼稚園同様に避けられる毎日


けど父譲りの顔だったので告白などはされた


顔がいいから、顔が綺麗だから。理由はこの顔だけ


この時から俺は自分の顔が嫌いになっていった




中学校


幼稚園、小学校と同様だった


しかし告白の回数は増えるばかり


理由はやはりこの顔。皆顔にしか興味がなかった


同性にもされた。理由は女子と同じで…お前だったら抱ける。抱かれてもいい


違う…俺は中身も好きになってくれる人に好かれたい


表面上の好きは、いらない


友達がほしい


一緒に登校したい、一緒に下校したい


マックってなに？スタバってなに？





なんで俺には友達がいないの？


小さいときから友達いない俺はおかしいの？


強い個性を持ってる人は、皆から嫌われるの？





「…友達って、なんだろうね」




爆豪くんと轟くんに俺の過去を話した


どうでもいい、興味ない。それでも俺にとってはとても辛い過去なんだ



「始めは、ここに来ても現状は変わらないって思ってた

母が言ってた、俺の個性が敵に回ると厄介だから推薦来たんじゃないかって


　だから世間にも公開していない」



「俺はただ…友達がほしかっただけなのにさ…こんなのあんまりだよ」



食べきった昼食の食器は三人からっぽ




「ごめんね、なんか暗くなったね」



食器戻して戻ろうと席を立った


すると今まで口を閉じてた轟くんが、




轟「俺たちはもう友達だ」


「…え？」


轟「辛い過去を俺たちに話したお前は、もう俺たちの友達だ」



だから気にすんな。そう言った彼


すごく嬉しかった



「ありがとう…っ」


爆豪「っはぁぁ…辛気臭ぇ顔すんな」



乱暴に撫でられた頭


でもそれでも嬉しかった



彼らなりの優しさが、俺の心を暖めてくれた









　









ありがとう、俺と友達になってくれて_____________。

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