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エースのお願い ページ24

AC「なんでお前の方がキレてんだよ」




夜景を眺めながらエースがそう呟いた。




「エースが大事だから」




そう言うと呆れたように笑うエース。




AC「ありがとな」




お礼言われるなんて思ってなかった。
びっくりしてエースの顔を見ると困った顔をした。




AC「けど、無茶だけはすんな」


「…ふふ、素直だね」


AC「悪いかよ」


「んーん。そっちのが好き」




強がりをしないエースのほうが私は好き。

何度も何度も頭によぎるエースの体を赤犬の拳が貫いたあの瞬間を思い出す。


目を閉じたらすぐいなくなりそうで。




「エース」




名前を呼んで手を伸ばした。
簡単に触れる距離が心地良い。




AC「なんだよ」


「…なんでもない」




そう言って手を引っ込めようとするとその手を掴まれる。




AC「俺、たぶんお前の事好きだ」


「はあ…!?」




突然そんな事を言い出すから目が飛び出るかと思った。

何言ってんの。




AC「…いや、たぶんって言うか」


「なによ」


AC「ぜってぇ好きなんだよお前のこと」




目つき悪いから睨まれてる気分。
頰を赤くするエース。




AC「知ってるだろ」




知らなかったわけじゃない。
触れたくなかった。




「暗黙の了解でしょ」


AC「なめやがって」




グイッと引っ張られてエースの腕の中。

このままで良い。
何も変わらない関係が良い。




AC「お前を落とすからな…!」


「どうぞご自由に」




エースがそう言ったことに心底安心する。
"鬼の子"なのを気にしなくていいって思えるようになってくれたみたい。




「まあ、私はシャンクスにしかときめかないけど」


AC「はあ!?クソ野郎!」


「お口が悪い」




やっぱり、エースは星似合わないな。
なんて確信した。

【番外編】変態女、←エースのお願い



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ちいず 。 - なーさん» ありがとうございます(*^^*)頑張ります! (2020年10月11日 23時) (レス) id: fa5f87501a (このIDを非表示/違反報告)
なー - 面白いです!頑張ってください!! (2020年10月11日 20時) (レス) id: 09470673ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちいず 。 | 作成日時:2020年9月20日 0時

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