ローのお願い�� ページ22
「まって、心の準備が」
LW「痛くねェよ」
ピアスをつけるため穴を開けることにしたけど…
怖い。怖すぎる！
「もうちょっと冷やす」
LW「早くしろ」
保冷剤で耳たぶを冷やして麻痺させるらしい。
麻痺してても痛いじゃん、たぶん。
AC「なんで開けるんだよ、急に」
「近寄らないで！冷たくしてるんだから」
炎が近づいたら氷溶ける。
AC「冷たくって…お前また…！」
「そっちじゃなくて」
耳の話だ。
対応の話じゃないから。
LW「もういいだろ」
「い、痛くしないで…」
LW「手ェ離せ」
ぎゅうっと目を強く閉じて耳から手を離す。
何か握ってないと不安なのでとりあえずローの服を掴んだ。
「ひい…怖い。やっぱ無理…！」
バッと顔を上げるとフッと笑ったロー。
LW「終わった」
「…まじ？」
耳を触るとピアス刺さってた。
氷は偉大だ。
「ありがとう」
LW「ああ」
じっとローの横顔を見るとだんだんイケメンに見えてきて腹立った。(ひどい
「その顔やめてほしいわ」
LW「は？」
処置をしてくれるロー。
たぶん、私は今すごく甘えたい気分なんだと思う。
あんな事があった後だし…
LW「なんだ、急に」
なんとなく、ローの首に腕を回した。
「んー」
適当に返事をしてローの首元に顔を擦り付けると良い匂いがして余計に腹立った。(やめろ
イケメンで良い匂いって。
AC「俺見てるんだけど」
「羨ましい？」
AC「うん」
エースがムスッとした顔でそう言うから可愛くて食べちゃいたい。
…連れて帰ろう。
LW「A」
「んー？」
名前を呼ばれるのが触られるのが
大事にしてもらえる事が
当たり前じゃないってやっと気づいたんだと思う。
幸せな事だと知った。
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ちいず 。 - なーさん» ありがとうございます(*^^*)頑張ります！ (2020年10月11日 23時) (
レス) id: fa5f87501a (このIDを非表示/違反報告)
なー - 面白いです！頑張ってください！！ (2020年10月11日 20時) (レス) id: 09470673ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちいず 。 | 作成日時：2020年9月20日 0時
