ゆっくりしたい日�� ページ6
ふたりからこっそり離れて窓際で目を閉じるゾロの隣に座った。
ZR「どうした」
「私もゆっくりしたい…」
サボがずっと見てくるんだけど頭大丈夫かな。
私のこと好きすぎじゃん…
ZR「へぇ、俺の隣ならゆっくり出来ると？」
「だってゾロは何もしてこないもん」
触ったりとか、噛んだりとかな…
ルフィに噛まれた右腕を見るとちゃんと歯形が付いていて泣きそう。
ZR「なあ、A」
噛まれた所を見てるとゾロに名前を呼ばれる。
顔を上げると頭をグイッと引き寄せられて…
そのままゾロの胸の中。
「ん？んん？どうしたの…」
鍛えられた胸板をそっと触ってみる。
良いよね筋肉！ぐへへ(変態)
ZR「俺だって我慢してる」
「…なにを？」
スッとゾロの腕から力が抜けて離れた。
ZR「馬鹿みてェな顔だな」
「！？！？」
突然の悪口。
目を見開いているとみんなに背を向けるようにしてゾロの顔が近づいてくる。
「な、なっ…ん」
この体制じゃみんなには見えないだろう。
ゾロがキスすると同時に血の味がする。
何回目かのこのキス。
「ん…もう、ゾロ…」
離れると笑顔を浮かべたゾロと目が合う。
顔が熱い。
「まだ全然大丈夫だったのに…！」
ZR「念のためだ」
いらないわ…
ため息を吐くと笑いながらサボを指差す。
ZR「ほら、行ってやれよ」
「…めっちゃ落ち込んでるね」
ZR「動き出したらまたトラ男に怒られるぞ」
そうゾロに言われてローの言葉を思い出す。
やだなあ、ローって目つき悪いんだよ。
「私の休める場所とは一体…」
ZR「ははっ、ここにはねェな」
「笑い事じゃないんだから」
そうゾロに言って立ち上がる。
負のオーラを感じるぜ…
ソファの背もたれを見たまま動かないサボの前に座った。
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作者名：ちいず 。 | 作成日時：2020年8月21日 23時
