無人島の漂流記⑤ (ページ5)

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ゆっくりしたい日⑤ ページ5

SB「A～～」

SB「なあ、A」

SB「おーい。A」

SB「A…！」

何回も何回も私を呼ぶサボ。
だんだん面倒くさくなってきて無視。

「ねえ、ロー。機嫌直して？」

LW「もう怒ってねェよ」

顔を赤くしてそっぽを向くロー。

「あはは、照れてるの」

LW「うるせェ」

ご機嫌斜めだったローに抱きついてみたのは大成功だったらしい。

「ごめんね、朝から大変だったよね」

ポンポンと私の頭を軽く撫でたロー。

LW「明日は起こすなよ」

「は、はい」

やだ圧が怖い。
早く起こされたのが一番嫌だったらしい…

私悪くないよね…？

LW「俺は今から寝る」

「どうぞごゆっくり」

ローから離れてそう言うと私の腕を掴んだ。

LW「アイツを絶対に起き上がらせるな」

そう言ってサボを指差すロー。
チラッとサボを見ると目が合った。

SB「A…！」

目が合うと嬉しそうに私を呼ぶ。
…め、面倒くさい…(酷い

LW「いいな？俺の睡眠を邪魔させるな」

「あ、あいあいキャプテン」

LW「誰がだ」

ベポたちの真似したら叩かれた。
疲れた背中をして二階へ上がっていくロー。

LF「おい！A！！お前の船長は俺だ！」

「ごめんって」

そのやりとりを聞いたルフィが怒って私に飛びついてきたのを受け止める。

「ルフィ…」

声をかけようとした瞬間、ガブッと勢いよく私の腕を噛んだ。

「いっ！？！？なんで！！？」

LF「…分かんねェけどA見てたら噛みたくなる！」

爆弾発言。
なにそれ、私食べ物じゃないけど…！？

SN「ルフィ、それはダメだ」

お皿洗いが終わったらしいサンジが私とルフィを引き剥がす。

SN「いいか、ルフィ…Aちゃんはレディだ！お前に噛み付かれたら痛いだろ！」

たぶんレディじゃなくても痛いよ。
鬼のような顔で怒り始めたサンジ。

…私、ゆっくりしたいんだけどな、今日。