【ヒロアカ】雨と淡赤と少しのお話【死柄木弔】 (ページ11)

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「焦凍…っ！」

轟「姉さん…、」

数時間前

エンデヴァー＿No.2 と呼ばれるヒーロー

父から連絡があった

なんでも

弟の通っている学校にヴィランが襲撃して来たらしくて

焦凍は詳細をお父さんに一切話そうとしないから

私に聞いて欲しいって連絡が来た

まぁ、元々今日はお見舞い来てくれる予定だったし

お父さん不器用だから焦凍に避けられてるんだよね

可哀想に (

でも父の話してる感じ焦凍が大怪我したとかではなく

今に至る

「良かった…大した怪我がなくて…」

轟「チッ…クソ親父、姉さんに話したのか…」

わぁ、盛大な舌打ち

滅茶滅茶嫌われてんなお父さん

「まぁ詳細はよく分からないけど…無事で良かった」

轟「…姉さんは？体調…大丈夫なのか」

話し逸らされた

お父さんごめん、多分私も聞き出せないわ

「うん、順調だってさ。最近外にも出てるし元気だよ」

轟「そうか、なら良かった」

少し考えるそぶりを見せる弟

何かあったかと首を傾げれば

轟「…体育祭、あるんだ。クソ親父も来るらしいがそれより姉さんに来て欲しい」

「体育祭…？」

可愛い可愛い弟からのお誘いだった

でも珍しい

中学の時のイベントなんて一回も誘われたことないのに

轟「たまには…そういう外出とかも気分転換で良いんじゃねぇかって…」

轟「それにほら、姉さん…オールマイト好きなんだろ？」

「…オールマイトいるの？」

轟「あぁ」

「先生に許可証貰ったら連絡するね」

轟「おう」

幼い頃から入退院を繰り返していた私にとっては

オールマイトはキラキラした存在で

大好きなヒーローだ

「…頑張ってね、お父さんと応援してるから」

轟「…姉さんだけでいい」