I DOLL−48. ページ48
.
グラドリーさんと打ち解け、たくさんの所に行った。
奥さんのお墓参りにも連れて行って貰ったし、
その時グラドリーさんは 孫ができたよ、と
嬉しそうに報告してくれて、私まで嬉しくなった。
.
一緒に服屋に行った時は、本当の孫と祖父みたいだ、と言われて
2人して満足そうに笑った。
服屋のおじさんに、私がグラドリーさんの家に初めて来た日
私がお風呂に入っている間に、グラドリーさんが大慌てで私の服を買って、
嬉しそうに 家族ができた、と話していたと聞いて
顔を真っ赤にするグラドリーさんを見て、またわらった。
.
グラドリーさんと過ごす日々が凄く楽しくなったし、
やっと人を信じられる、
やっと人並みの生活ができる、
やっと幸せになれると思って、とても嬉しかった。
.
そんな幸せな日々を半年ほど過ごした所で、
私はまた悪夢へ叩き落とされる事になる。
.
いつものように、
散歩から帰ってきたすぐあとの事だった。
「邪魔するぜェ…」
『!!』
ｸﾞﾗﾄﾞﾘｰ「!! これはこれは…何か御用でしょうか、ヴィズさん」
グラドリーさんと私が暮らす家に、
ヴィズ達が尋ねてきたのである。
折角幸せな生活を覚えていた私の脳は
トラウマとも呼べる忌々しい記憶を呼び覚まし
体がカタカタと小刻みに揺れた。
ｳﾞｨｽﾞ「御用も何も…返してもらおうと思いましてねェ、うちの商品を」
ｸﾞﾗﾄﾞﾘｰ「な…!! ………A、ちょっとあったの部屋に行っていなさい」
いつもはAちゃん、と呼んでくれるグラドリーさんが
聞いたこともないような低い声で言った。
黙って首を縦に降り、隣の部屋に行き扉を閉めると
扉に耳を寄せ、震えながら会話の内容を盗み聞きした。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1219人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
百瀬(プロフ) - もみじさん» 返信遅れてしまいすみません（；-；）ありがとうございます！ (2019年1月26日 14時) (
レス) id: 50ca592013 (このIDを非表示/違反報告)
百瀬(プロフ) - みかんさん» 返信遅れてしまいすみません(;_;)ありがとうございます(笑) (2019年1月26日 14時) (レス) id: 50ca592013 (このIDを非表示/違反報告)
もみじ(プロフ) - コメントみてて作者さんはすごくいい人だと思いました！強く言われてもきちんとかえしていてかっこいいです！応援してます！！ (2019年1月16日 23時) (レス) id: a62820a14e (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 神対応ですね笑、作者さん (2018年12月8日 23時) (レス) id: 671a807c78 (このIDを非表示/違反報告)
百瀬(プロフ) - みらいさん» 返信遅れてしまいすみません。コメント、そして貴重なご意見ありがとうございます。今後の執筆の参考にさせて頂きます！ (2018年12月8日 11時) (レス) id: 50ca592013 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：百瀬 | 作成日時：2018年9月8日 21時
