・ ページ14
そこからは考えるより身体が先に動いて、持ちますよ、と自然とAさんの手から買い物袋をとった。
「えっ！目黒くんいいよいいよ！私が買い物したやつだし！」
目「いやいやこういうのは男の仕事だし重そうですし。迷惑じゃなかったら持ちますよ」
「迷惑ではないけど…なんか気を使わせちゃったみたいでごめんね…？」
目「こういう時はありがとうって言ってもらったほうが嬉しいっす。好きでやってることなんで」
「ええー…目黒くん顔だけじゃなくて性格もイケメンさん…。じゃあお言葉に甘えてちょっとだけお願いします。ありがとう」
いきなり買い物袋を持ったから最初は困ったような顔をしていたAさんだったけど俺が一歩も譲らなかったらそのままふにゃりと笑ってありがとう、と言ってそのままゆっくりと俺の隣を歩く。
目「Aさんって結構身長高い方ですか？」
「そうなの。167センチあるから女性の平均よりは高いと思う。目黒くんもこの間病院で会った時も思ったけど身長高いねぇ」
目「そうっすね。よく見上げるから首痛いって言われます。Aさんは首痛くないっすか？」
「ふふ、ありがとう。大丈夫だよ」
2人で並んで話しながら歩いているとふと月明かりに照らされたAさんの耳が目に入った。
気付いたら耳に手を伸ばしていてそのまま耳たぶに開いたピアス穴に手を沿わせていた。
「ひゃっ！」
目「あっ、すんません。…もしかして、耳、弱いんですか？」
俺に触られた耳を抑えながら顔を赤くして腕をぽかぽか殴ってくるAさんにいてて、とか笑いながら痛がる振りをする顔が優しいと自分でもわかってしまうほど、出会ったばかりだとか感じないほど幸せな時間だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 746人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
moufumofu(プロフ) - 彩美さん» こんにちは。御返事遅くなり申し訳ありません。ただいま編集中のためパスワードをつけさせていただいております。終わりましたら外しますので少々お待ち下さいませ (4月20日 22時) (
レス) id: 778ae99fe3 (このIDを非表示/違反報告)
彩美(プロフ) - 続編のパスワードを教えていただけますか？？ (2023年4月19日 20時) (レス) id: f7e4a05013 (このIDを非表示/違反報告)
茉子(プロフ) - そうだったんですね！慌てちゃいました💦早く読みたくて😅お待ちしております！ありがとうございました☆ (2023年4月2日 23時) (レス) id: 0c861b61c3 (このIDを非表示/違反報告)
moufumofu(プロフ) - 茉子さん» コメントありがとうございます！少しでもキュンとしていただけたらと思っているので嬉しいです！移行先は現在作成中のためパスワードをつけさせていただいております。準備が出来次第外しますので少々お待ちくださいませ！ (2023年4月2日 22時) (レス) id: f568f7410a (このIDを非表示/違反報告)
茉子(プロフ) - お話楽しみに読ませていただいています☆自分が恋してる気分で(⸝⸝ ´艸`⸝⸝)移行先はパスワードが必要みたいですが、教えていただくことはできますか？続きが気になります😊 (2023年4月2日 19時) (レス) @page50 id: 0c861b61c3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mfty | 作成日時：2023年3月26日 15時
