検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:49,916 hit

sweet:33 ページ33

*





努力した甲斐があったよ。



「相川君っ…」



「どうしたの?っていうかさ、そろそろ真冬って呼んでよ」




君の記憶がおかしくなる前より
きっと、
君は僕を見てくれるようになった。





最初は失敗したって思ったけど

どうにかなったんじゃないのかなぁ



僕ね、
最初は、ちゃんと君に好きになってもらおうって頑張ったんだよ?


だけど、
何をしても、君が見てるのは黒崎光だ。

そんなにあいつがいいんだ。


いろいろ考えた。

彼女が降りる瞬間に軽く背中を押して
助けて、お礼なんかいらないっていいながらもネクタイを締めてもらうようにして

彼女との時間を増やしたのに




あんなに、たくさん

Aとの時間が欲しくて、学校に早く行ったり




最終手段は、信じちゃいなかった催眠術とかだった。


帰りに教室に残して、
彼女に告白したらさ、


黒崎君が好きなの。って言われちゃったんだよね。





どこまで手を尽くしても、君はあいつしか見てなくて




だから追い詰めた。


催眠術をかけようとしていたら途中で教室から逃げたんだよ。





今度は僕が彼女の背中を押したわけじゃない。









彼女は追いかける僕から
走って逃げるんだ。



僕が何しようとしてるか気付いたんだと思う。




ふわっと宙に浮く彼女に
手を伸ばしたけど届かなくて

床に倒れ込む彼女




僕は、彼女に駆け寄って声をかけた瞬間に


「……黒崎君?」



と言われた瞬間から


きっと狂っていたと思う。






そんなにも、あいつしか見てないんだって
すぐにわかった。

どんなに、彼女に催眠をかけても
君の中では
あいつしかいないんだって。



涙が出そうだった。





相川真冬を好きになるって催眠かけたのに

君が相川真冬だと思ったのは

あいつだったんだ。

sweet:34→←sweet:32



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (114 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
279人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ちょこ - Rmdさん» ありがとうがざいます!ちょうどいい甘さでよかったです!ルスさんエンドも欲しい。。。 (2020年10月30日 0時) (レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - めろさん» 何度もリピートして、読んでいただきありがとうございました。内容を新しく、更新しましたが、前回の内容はどこかで生かせるようにしていきたいと思っています。コメントありがとうございます(^^) (2020年2月26日 0時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - ちょこさん» 更新が遅くなってしまい申し訳ないです!全部書き直して、更新しました。続きを楽しみにしていただいてたストーリーはまたどこかで使って書いていきます!! (2020年2月26日 0時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
めろ(プロフ) - とても好きな作品です!何度もリピートしてます更新とても楽しみにしてますね! (2019年12月19日 16時) (レス) id: 056eaf4126 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2019年12月12日 22時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Rmd | 作成日時:2019年10月18日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。