目指すは鬼殺隊ハッピーエンドじゃぁぁぁ！！８

３１４．一か八か ページ28

しかし、ここで変にごまかしたところで、




忍びである宇随さんを躱せる自身もない。




なら、危ない賭けではあるが一か八か




「わかった。じゃあ私と勝負しましょう。その刀貴方が守り切ればあなたの勝ち、貴方の質問に嘘偽りなく答えます。だけど、もし私がその刀を奪い返せたらその時は、探りも追尾もせず私を開放して。」





これしかない。




すると宇随さんは一瞬いぶかしんだ顔をしたがすぐに口角をあげにッと不敵に笑うと





「この俺に勝負を仕掛けるなんて派手に面白れぇ、乗った。」




と二つ返事で帰ってきた。






となれば、




「ちょっと、うｚ、、、、貴方向こうを向いててください。」






「あ？なんでだよ。」





「服を着るからに決まってるでしょ。」





「俺は別にそのままでも構わねぇ、興奮しないとはいえこれはこれで眼福だしな。」




「私が気にするんだわ！！」





こっちとら花も恥じらうティーンの女子ぞ？？？




すると宇随さんはめんどくさげに「へーへー。」と言いながら背を向けた。






これは私が刀をおいて逃げるはずがないと踏んでなのか、





はたまた、逃げたところで追いつける自身があるからなのかは定かではないが、




とりあえずは監視されながら着替えるという






トンデモ羞恥プレイをさせられず済んだことに安堵しつつ私はそそくさと着替えをした。

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