299.5 こぼれ話(という名の本編に入れ忘れ)編14 ページ18
その晩私は不思議な夢をみた。
「ここはどこ?」
一面明るく真っ白な空間
右も左も上も下もそれが延々続いる。
最期の記憶は蝶屋敷で自分の布団に潜り込んだ事、
何かの血気術にかけられたのかと動こうとした時だった
目の前に光る【何か】が現れた。
それはまるで人のような形だが
強い光を放つせいで一体どんな姿なのかは把握できない。
するとそれは唐突に話し始めた。
「、、、物語が変わりだした。君はこの世界では異物。
水面にできた波紋はやがて大きなものとなる。
それは元の形を大きく崩すほど、そして波紋は広がりだせば止まることはない。
、、、、、君の成し遂げようとしていることはそれだけ大それたことなんだ。
いくら血のにじむような努力をしても一度でも選択を誤れば、
それらは砂漠の砂のように指の間をすり抜けあっけなく零れ落ちてしまう。
、、、、、けれど願わくばどうか君が夢見た理想に未来へたどり着けますように。
僕はいつでも君のそばにいるよ。A。」
男とも女ともとれるその声は
それだけ伝えると、周りの空間を飲み込むほど光を増し始めた。
「ちょ、君は誰なの!?なんで私の名前を知ってるの?」
しかし【それ】は私の問いには答えず
光はさらに強さをました。
そしてその光に自分自身も飲まれる瞬間
【それ】がなんだか笑ったような気がして
手を伸ばしたところで、
私は目を覚ました。
305.移動って案外大変だよね。→←299.5 こぼれ話(という名の本編に入れ忘れ)編13
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さきた(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます!ゆっくり更新ですが気長にお付き合いくださるとうれしいです。 (3月1日 21時) (レス) id: 60f14c4ce3 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 面白すぎです。更新頑張ってください (2月26日 22時) (レス) @page44 id: 45c23c9df8 (このIDを非表示/違反報告)
黒糖 - 今まで見た中で一番好きな作品です!次の更新楽しみに待ってます! (6月22日 3時) (レス) id: e56bcdd9cf (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続きが速く見たいです! (2023年2月5日 18時) (レス) @page42 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - また更新楽しみにしてます (2023年1月22日 23時) (レス) @page41 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さきた | 作成日時:2021年7月22日 23時